【飲み比べ☆】夏といえば「酔夏(すいか)」!おりがらみ生原酒と飲み比べ

 

おはようございます。
このブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。

さて、今回は、栃木県の酒蔵、島崎酒造さんのお酒「酔夏(すいか)」の飲み比べです。

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Contents

○ 夏といえば「すいか」!

それは、6月末の土曜日のこと。
いつもの酒屋さんに、記事のネタになるお酒を探しに行ったところ、冷蔵棚に「トロピカル純米 酔夏」と「トロピカル純米 酔夏 おりがらみ 生原酒」が置かれているのを見かけまして。
ノーマルのお酒と生原酒、どんな風に違うのかを記事にできたら面白いかな、と思いまして、こちらのお酒を買ってきました。

管理人も日本酒飲み始めて20年以上たっておりまして、そこそこに色々なお酒を飲んでいます。
夏用のお酒を飲んだこともあれば、生原酒を飲んだこともあります。

でも、同じ銘柄、同じ特定名称酒で、ノーマル版と生原酒を飲み比べた、ということはしたことがなくて。
やはり、お酒を飲むとなると、外食か家飲みかになりますが、外食となると色々な銘柄、商品やタイプを飲むことになりますし、家飲みだと、一つの商品をじっくりと飲むことになってしまうため、なかなか、同じ銘柄、同じ特定名称酒で、異なるタイプを飲み比べる機会ってないんですよね。
なので、同じ銘柄、同じ特定名称酒で、タイプの異なるお酒を飲み比べてみたら面白いかなと思ったわけです。

 

○ 島崎酒造さんについて

さて、飲み比べを始める前に、今回のお酒「酔夏(すいか)」を造っている島崎酒造さんについて、少しご紹介します。

島崎酒造さんは、栃木県の東部に位置する那須烏山市にある酒蔵です。
創業は嘉永2年(1849年)。アメリカのペリー提督が黒船を率いて浦賀にやってくる4年前のことですね。

代表的な銘柄は「東力士」。
2代目の当主が無類の相撲好き、いわゆる好角家だったことから、『取り組んでも負けぬ銘酒や』の思いをこめてお酒の名前が「東力士」となったようです。
その造るお酒は、那須の山々を源流とする那珂川の伏流水(河川などの水が地下に染み出して流れ出る地下水)を用いており、良質な原料米と相まった良酒を醸しています。

島崎酒造さんのお酒の最大の特徴は、洞窟に長期貯蔵することによって出来上がる熟成酒。
大吟醸酒を中心とした良酒を、年平均気温10度前後、お酒の大敵である日光の全く射し込まない洞窟の中で長期にわたり貯蔵・熟成させることで独特な味わいのお酒を造っています。

今回のお酒、「酔夏(すいか)」はそうした長期熟成酒ではなく、夏、暑い頃に飲むお酒として造られたお酒です。
瓶の裏側には、「優しい口当たりにほんのりとした甘さと爽やかな酸味との絶妙なバランスがとれた味わいに仕上がったトロピカルな純米酒でございます。キリッと冷やしてお楽しみくださいませ」と書かれており、夏の暑さを振り払うためのお酒として造られていることがうかがえます。

 

○ 味わい

さて、前置きはこれくらいにして、飲み比べてみましょう。

まずは、ノーマルの「トロピカル純米 酔夏」からです。

tropical junmai suika

色は、少し濃い黄色み。
香りは、お米の香りがほんのりとする感じです。

飲んでみると、、、
甘辛で言うと、中口から、やや辛口。
飲んだ瞬間のインパクトはそれほどありません。

純米酒だけあって、やや複雑な味わいですが、夏用のお酒に仕上げてあるからでしょうか、スッキリとしています。
スッキリとはしていますが、味の余韻は少しだけある感じがしますね。

 

一方の、「トロピカル純米 酔夏 おりがらみ 生原酒」。

tropical junmai suika namagenshu

色は、薄い黄色みがあります。
滓を完全に取りきっていない「おりがらみ」だけあって、お酒の中に小さな滓が漂っていて、少しだけにごり気味です。
香りの方は、メロンなどの甘いフルーツのやや強い香りがします。

飲んでみると、、、
甘口で、甘いパイナップルのようなあじわいです。
しかし、舌を通り過ぎる時にはアルコールの辛口がすっとたって流れていく感じがします。やや濃醇。
これは、おいしいです!

「生原酒」だからか、アルコール感が少し強めで、甘口だけど、品の良いキレある甘味に感じます。
味も飲み口も夏の暑い時期に飲むのにぴったりの、清涼感を持ったお酒です。

 

○ 食事と合わせてみると

続いては、料理と合わせてみましょう。

今回合わせるのは、
真鯛の刺身
オイルサーディン
豚しゃぶサラダ

です。

 

真鯛の刺身

スーパーに行ったら、養殖ものですけど真鯛の柵が売っていたので、買ってみました。
以前の記事で、ヒラメの柵を自分で刺身にして微妙な結果に終わりましたが、

madai_sashimi

今回は、そこそこの見栄えに仕上がりました。

それでは、あせてみます。

suika_madaisashimi

まずは、「トロピカル純米 酔夏」と合わせてみると、、、

タイの脂と反応して、お酒の中のコメの旨みと香りが立ち上がる感じ、といったらよいでしょうか。
味わいが良い方向へと変化します。
相性いいみたいです。

次に、「おりがらみ 生原酒」の方と。
こちらは、特徴的だったフルーティーな味わいが消えて、真鯛のもつほんのりとした旨みを感じさせてくれます。
相性は悪くありません。

 

オイルサーディン

2品目は「天の橋立 オイルサーディン」。
酒屋さんで売っていた缶詰です。

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天の橋立 オイルサーディン(まいわし) 105g→Amazonのリンクです。

こちらは、名前からも想像される通り、京都・宮津にある「竹中罐詰」さんの商品です。
この「オイルサーディン」は、明治41年(1908年)創業の「竹中罐詰」さんの代名詞ともいえる商品で、新鮮な小ぶりのいわしを、伝統の技術で油づけにしたものだそうです。

そういえば、管理人も2年ほど前に天橋立行ってきました。
天の橋立を眺めながら食べたランチが美味しかったなあ。。。
(その時の記事がこちらです。)

それはさておき、この「天の橋立 オイルサーディン」のお味。
イワシの内臓のほろ苦さと、身の旨みのかすかな甘みがさらりとしたオイルと調和していておいしいです。

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「トロピカル純米 酔夏」と合わせてみると、オイル感を取り除いてイワシ本来の味を引き出してくれる感じがします。
一方の「おりがらみ 生原酒」とだと、お互いの味に影響を与えず、お酒がオイルをすっきりと洗い流してくれました。
この辺は、生原酒ならではというところなのでしょうね。

 

豚しゃぶサラダ

3品目は「豚しゃぶサラダ」。

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管理人が作ったものです。
「作った」とはいっても、たいしたことはなく、セブンイレブンで買ってきたカット野菜を

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器に盛り、スーパーで買ってきた豚肉の切り落とし(しゃぶしゃぶ用ですらない^^;)を、

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鍋で茹でて、流水で冷やして水分を切ったものをカット野菜の上に載せ、ポン酢をかけただけだったりします。

お味の方はというと、シンプルな調理法に、市販のポン酢で味付けをしているだけなので、普通においしく、豚しゃぶサラダ!という感じのお味です。
まあ、豚肉は100円/100gほどのものだからか、それとも熟成が十分でないからか、理由は分かりませんが、それほど旨みのあるお肉ではありませんでしたが^^;

さて、お酒と合わせてみますと、、、
ノーマルの方とは、お互いに影響を与えず、料理の味をそのまま楽しませてくれる感じです。
一方の「おりがらみ 生原酒」ですが、こちらも同じくお互いに影響ありません。
両者とも、料理のじゃまはしないお酒のようですね。

nbsp;

○ まとめ

今回は、「トロピカル純米 酔夏」と「トロピカル純米 酔夏 おりがらみ 生原酒」を飲み比べてきました。
どちらのお酒も夏用のお酒ということで、旨みがあるけれどすっきりとした味わいに仕上げられていて、暑い日の夜にキンキンに冷やして飲むのにちょうどよい味わいと飲み口に仕上がっていましたが、「おりがらみ 生原酒」の方がより「トロピカル」感のあるフルーティーな味に仕上がっていました。

料理とあわせてみると、どちらのお酒も、料理のじゃまをすることがありませんでした。
しかし、どちらかというと、ノーマル版の方が味わいや性質が純米酒に近いためか、料理と調和して素材の味を引き立ててくれる感じがします。

管理人的には、夏の夜に単品で飲むなら「トロピカル純米 酔夏 おりがらみ 生原酒」、食事に合わせるならノーマル版の方を選びたいなと思いました。
それぞれに特徴があって、人によっても洗濯は異なると思いますので、みなさんも機会があれば、ぜひ飲み比べてみてください。

 

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