【東京・下高井戸】「寿々木家」昔ながらのおそば屋さんで「環日本海」と「住𠮷」を昼飲み☆

 

こんにちは
このブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
さて今回は、下高井戸にある蕎麦屋「寿々木家」さんの記事です。

 

こちらの記事は、管理人ではなく、東京在住のMさんに書いていただいた記事です。

最近、記事の一覧を見て、そういえば、東京のお店に関する記事が少ないなと思いまして。
一応、管理人もお店でお酒飲んだりはしているのですが、仕事で飲むことが多くてですね。
さすがに、そういう場で記事を書くための写真を撮ったりメモを残したりするわけにもいかず。

さりとて、一人で行くとなると、最近はなかなか心理的な壁が高くて^^;
そこで、Mさんにお願いしたという次第です。

そんなわけで、今回がはじめましてになりますので、まずはMさんの自己紹介からです。

 

東京在住のMです。

食べる事飲む事が大好きで、そのためには健康にも気を使わなきゃ世代でもあります。
お酒で言えば、熟成期に入ったところでしょうか。
食事をして日本酒を飲んで、楽しかった気持ちをお届けできたら嬉しく思います
これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

Contents

○ 昔ながらの町のお蕎麦屋さん「寿々木家」

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今回は、京王線・東急世田谷線の下高井戸駅を出てすぐ、休日の昼時、ノスタルジックな市場を過ぎて商店街にある蕎麦屋「寿々木家」を友人と訪れました。
店前の植木鉢・出前のカブ・こぢんまりとした間口、
東京の下町界隈で見られたような「昔ながらの蕎麦屋」に求めるアイテムとしては完璧、期待感が高まります。

とりあえず軽く瓶ビールで乾杯しながらメニューを熟読します。

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すると、「韃靼そば」と何やら珍しい物がありました。
韃靼そばとは、山岳地帯を中心に広くアジアに分布しているそばです。
寒冷に強く、農地に適さないような土壌条件の厳しい土地でも比較的よく育つため、シベリアや中央アジアなど、寒冷地域や、標高が高い地域で栽培されています。

店内に貼られた説明書によると、韃靼そばには血管を強くし、高血圧、糖尿病などの
生活習慣病の予防となるポリフェノールの一種であるルチンが多く含まれているそうです。
つまり血圧降下作用、血糖値の上昇を防ぎ、がん予防にも効く抗酸化作用があるということです。
良く食べ良く飲む私にとっては「健康の源」など神のように思えるコピーが並んでいます。

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さて、注文ですが、まずは最初に「天ぷら盛り合わせ」を頼みました。
エビ2尾入り。ネギ天もジューシー。
二人でつまむには十分な量です。
衣控えめで油キレもよくからりと揚がっています。

 

○ 期待値高まる「環日本海」

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揚げ物から始まったので、どっしりとした日本酒が飲みたいと思い、
島根県日本海酒造株式会社「環日本海 純米原酒超辛口」を注文。

名前からして強者そうなお酒。
通常の日本酒のアルコール度数15%に比べて、18%と高い原酒。
その一口目は喉越し気持ちよく、米の旨味もしっかりと口の中に残ります。
原料のコメの存在を主張するようなまさに原酒です。

天ぷらの油と天つゆの甘みで柔らかくなった味覚の中、キリッとした辛口の原酒が、口の中で気持ち良く融合します。
エビ天の旨味もさらに凝縮され、魚の香りを良い方に引っ張ってゆくお酒だと思います。
次回は天つゆでなく塩でも味わってみたいと思いました。

また、付け合わせとして出された「昆布の佃煮」が抜群の箸休めとなります。
昆布の滑らかさと、ともに煮詰められた煮花椒の爽やかな香りが鼻腔を抜けて舌がまた洗われるようです。
再び日本酒を口に含むと、今度は旨味に加えふくよかな香りが広がります。

お魚が美味しい日本海側で醸造されたお酒。
その地で獲れる「フグ」や脂ののった「のど黒」等と合わせたら、旨いだろうなあと妄想が広がります。

 

○ 樽酒「住吉」

このままつまみで行くか蕎麦を食べるか、丼物かが悩みどころ。
休日の昼飲みということも相まって心地よい気持ちになり、とりあえずもう一杯、山形県樽平酒造株式会社の「住吉 特別純米樽酒辛口」を頼みます。

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「住吉」は固定ファンもいる人気のお酒。全商品無炭素濾過で出荷する昔ながらのこだわりを持った酒造さんです。
その酒瓶はブルーとオレンジを基調としたラベルが特徴で、見れば覚えのある人もいるのではないでしょうか。

この樽酒は、吉野杉の樽で醸造しているので黄味がかっています。
一口目、樽の香りが口中に広がります。
辛さと樽の芳醇さがうまくバランスをとっていて、個性があるのに飲むほどに飲みやすくなるお酒です。

現在のような地酒ブームが起こる前の時代に、この「住吉」を初めて飲んで、その美味しさにショックを受けたという友人。
「環日本海」より「住吉」を先にいただいた方がより樽の薫りを感じられたのではないかとか、
いやむしろ天ぷらには原酒は正解だ等と、楽しい酒呑み談義が始まります。

 

○ 「寿々木家」の韃靼そば

さて、程々に満足してきたところでそばにしましょう。
と言うことで、私は興味深い「韃靼そば」、友人は「カレーとざる」のセットです。
そばを食べたいけれどやはり蕎麦屋のカレーも外せない。
その欲とお腹の膨らみ具合との相談がまさに楽しい悩みです。

「韃靼そば」が来ました。

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黄味がかった「韃靼そば」は普通のそばに比べて弾力がありす。
しかし、思った程苦くもなく、体にいいと言われる文言が頭の中を駆け巡り「いいんでないの」気分が盛り上がります。

淡白ではあるが蕎麦粉の香りも残す蕎麦の後、日本酒をちびりと飲む。
蕎麦と日本酒の組み合わせは、互いの味と香りを残しつつ引き立て合い、ついついお酒が進む抜群の相性です。
その意味でも、「住吉」の地に着いた味が食中酒としての力を発揮したのだと思います。

また、この蕎麦のつけ汁も濃過ぎず甘過ぎず、
日本酒の味や香りを活かす、コクがありながらもくどくないお出汁です。

こちらの写真は「カレーライスと蕎麦のセット」です。

tokyo_shimotakaido_suzukiya_dattansoba&curry

蕎麦屋のカレーライス、お行儀悪くも友人のところから一口いただきます。
これも優しいルーにくどくない程度のスパイスが見事なアクセント。
普通、カレーに日本酒はどうかと考えがちですが、蕎麦屋のカレーは特別。

カレー、日本酒、蕎麦
不思議とお互いの旨みがきちんと際立ちます。

 

○ 日本酒と蕎麦の相性

昔から地元で愛されたタイプの蕎麦屋さんで、ここまでお酒を揃えているのも嬉しいポイントです。
隣席でざるそばの大盛りを食べていたご家族が「利き酒セット」を頼まれているのを見て、納得がいきました。

かの文豪も語る、「蕎麦前」といえば日本酒のこと。日本酒を蕎麦にかける人もいます。
蕎麦と日本酒は本当に相性が良いのですね。

次回は夜訪問で「利き酒セット」を注文しようと友人と話しながら、「寿々木家」を後にしました。

ごちそうさまでした。

 

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環日本海 純米原酒超辛口+15 [ 日本酒 島根県 1800ml ]

 

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