浅草「蕎麦前 つるぎ」日本酒豊富なそば屋の鴨料理に「南部美人」と「町田酒造」

 

こんにちは。
このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

今回は久しぶりに管理人の書く記事で、浅草にあるおそば屋さん「蕎麦前 つるぎ」の記事です。

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Contents

○ 浅草・神谷バー裏のそば屋「蕎麦前 つるぎ」

頃は、隅田川の桜もだいぶ咲いてきた3月晦近くのこと。
管理人は2月から某有名メーカーの子会社で、システム開発コンサルに加えて業務コンサルをしておりまして、土日も関係なく、毎日夜中の3時くらいまで働いていました

システム開発の方は、管理人が直接コーディングをするわけではないため、正直、それほど大変ではないのですが、業務コンサルの方は、ヒアリングから改善提案まで、9割くらいを管理人が担っていたため、もう大変(⁻▽⁻;)
ヒアリング内容をまとめ、現状分析をして、改善案を作って、それを分かりやすく図にして、プレゼン資料作って、最後にエクセルでツール作ってと。
システム開発コンサルだけとか、業務コンサルだけとか、どちらか一方だけならたいしたことはなかったのですが、さすがに、同時進行、しかも、期限が同一は。。。(⁻⁻;)

それで毎日夜中の3時くらいまで働いていたのですが、なんとか、成功裡にプロジェクトは完了。
仕事は、コンサル先のオフィスで行っていたのですが、完了した日は18時に仕事を終えて帰宅。
睡眠不足がひどかったので、軽く飲んで11時くらいには就寝。

翌日は、ちょっとやることがあったので、19時くらいまでクライアント先で仕事をして、それから浅草に戻りました。
一日寝たくらいでは疲れが取れないので、さっさと帰って寝たいなとは思ったのですが、外注に出しているこのサイトの記事、毎月2記事で発注を出しているのですが、2月、3月は忙しいらしく、全く記事を作成していただけない方がけっこういて在庫が尽きてしまい、このままだと記事の更新ができなくなるので、4月の新年度、平成最後の月の初めの記事はやっぱり自分の記事で始めようと思い、どこかで飲んで帰ることに。

毎度のごとく、管理人でも入れるお店を求めて40分ほど浅草の街を彷徨い、ようやく入る決心がついたお店がこちらの「蕎麦前 つるぎ」さん。
浅草・神谷バーの裏ににあるビルの地下にあるお店です。

こちらのお店に入れたのは、中の雰囲気があらかじめわかっていたからでも、食べ○グとかで見て一人でも入りやすい、とか書いてあったからでもありません。
最初、このお店の前を通った時に、女性が一人でこちらのお店に入っていくのを見て、あ、一人でも入れるお店なんだなと思ったからです(^^;)
浅草を訪れる人が以前に比べるとすごく増えていて、2人以上の利用が多いので、一人だとお店に入りづらいんですよね。。。

さて、前置きが長くなりましたが、そんなこんなで入った「蕎麦前 つるぎ」さん。
店内はそば屋さん、というよりは、銀座とかにありそうな高級な和食屋という感じで、間接照明、一部に竹林の意匠のあるクリーム色の壁、それらにマッチしたテーブル席が高級感を醸し出している、ように管理人には感じられました。
管理人は2人用のテーブル席に案内されました。

 

○ 「蕎麦前 つるぎ」のメニュー

まずは飲み物をということで、メニュー立てにあるメニューを手に取ると、料理もドリンクも載っているメニューが1部、料理のメニュー表が1枚、日本酒のメニュー表が2枚あります。
こちらは日本酒のメニュー表。

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メニュー表の上に番号が振られていて、沖縄のお酒「黎明」の上にはとあるのが見えます。
この他に、「プレミアム酒」として4種類(久保田の純米大吟醸、鍋島の純米大吟醸、飛露喜の特別純米酒に花陽浴の純米大吟醸生)が載っていたので、全部で40アイテム!
日本酒にかなりの力を入れているお店とわかります。

こちらのサイト、自分で言うのもなんですが、結構な数のアイテムを日本酒データベースに登録しておりまして、4/1現在、2201アイテムが登録されており、「久保田」とか「鍋島」などの「銘柄」に限っても、892銘柄が登録されています。
しかし、こちらのメニューをざっと見てみると、管理人が聞いたことのない「銘柄」がけっこうあります。
その数14。メニューの内、35%が初めて見た銘柄です。

管理人、人並みよりは多少、記憶力に自信があり、データベースに登録している銘柄はほぼ全て憶えているつもりです。
それでもメニューの中で知らないものが35%もあるとは。
日本酒の銘柄数の豊富さにも驚かされますし、日本酒を網羅的に調べている管理人も知らない銘柄を知っていて提供しているお店の方の日本酒に対する知識の深さ・広さに敬服いたします。

ただ、まあ、40種類もあると、管理人のように優柔不断な人間にはどれにしようか決められなくなってしまうもので^^;
お酒が決まらないので、先に料理を決めることに。
こちらが、料理のメニューです。

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お酒の種類が豊富なので、料理の品数が少ないように思えてしまいます^^;
管理人、仕事量が増えるとどうしても食べる量が増えてしまいまして、この1か月半ほどは、摂取カロリーがオーバー気味。
この日は、前日しっかり睡眠をとったおかげか理性が働いて、朝も昼もしっかりと食べていたので、夜は抑え気味にしないといけないなと思い、料理はおつまみ、サラダ、鴨料理から1品ずつ選ぶことにして、店員さんを呼んで注文です。

 

○ 一杯目「南部美人 特別純米酒」

店員さんが来て、料理をオーダー。
日本酒の方は、もう、無難に「つるぎおすすめ!」とメニューに書かれていた「南部美人 特別純米酒」を注文。

しばらくすると、お通しと共に運ばれてきました。

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お通しが生ガキ!
煮物とかのちょっとした小料理もいいですが、生ガキがお通しとして出てくると、リッチな感じで嬉しいですね☆

また、お冷と一緒というのもありがたいです。
日本酒は醸造酒に分類されますが、たいていの醸造酒は、ビールのようにアルコール分がそれほど高くないのですが、日本酒は例外的にアルコール分が高く、酔いやすいお酒
なので、量を飲むときや、翌日に酔いを残したくないときはお水も一緒に飲むのがベスト!
そういう配慮ができるというところが、こちらのお店はまたすばらしいですね☆

それはさておいて、まずはお酒を一杯。
プロジェクト成功お疲れさん!と心で呟きつつ、南部美人をいただきます。
。。。白ワインのような香りに、白ワインのような味。
上品で控えめな甘さですが、キレがよくて舌に残らず、すーっと消えていきます。

生ガキと合わせてみると、、、カキの旨みを柔らかく引き出して一緒に通り過ぎていくような感じがします。
いや、おいしいお酒です。

こちらのお酒を造っている「株式会社南部美人」さんのWebサイトによると、「南部美人 特別純米酒」は、2017年度インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で日本酒部門の最高賞Champion Sakeを受賞したお酒なのだそうです。
ちなみに、この賞を獲得したお酒は、外務省による日本酒の海外展開支援策の一環として、在外公館での各種レセプションの際にふるまわれるお酒として、世界各国に送られているそうです。
確かに、納得のおいしさです。

 

○ 二杯目「南部美人 特別純米酒」

おいしく、また、口当たりも良いのですいすいと飲んでしまい、次の料理が来る頃にはグラスが空に^^;
他の銘柄にしようかなとも思いましたが、このお酒が気に入ったので、二杯目も「南部美人 特別純米酒」で。
頼んでおいた3つの料理に合わせていきます。

1品目は「クリームチーズ酒盗掛け」。

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2週前のIさんの記事で「奈良漬クリームチーズ」という料理が紹介されていておいしそうだったので、管理人も「クリームチーズ」のメニューを頼んでみた次第です。
こちらは奈良漬けではなく、酒盗と合わせたもの。
さて、どんな感じかというと。。。

まずは酒盗。
塩味はほどほどで、しっかりとした旨みがあります。

一方のクリームチーズ。
こちらは、優しい甘みが特徴的なチーズです。

両者を合わせると、酒盗の塩味は後方に遠ざかって、チーズの甘みと酒盗の旨みが相互に引き立てられます。
南部美人と合わせると、その引き立てられた甘みと旨みを壊すことなく、淡麗な味わいとなって流れていきます。
なかなかいい相性なのではないかなと思います。

 

次に2品目、「つるぎサラダ」。

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お店の名前を戴くサラダ。
野菜の上に豆腐、わかめ。その上には薬味があって、さらにその上にそばがきが載せられています。
このそばがきが載っているところが、「つるぎ」の名を冠する所以なのでしょう。

お味の方は。。。
ドレッシングはおそらくゆず味。
それに薬味のみょうがの爽やかな苦みが加わっておいしいです。

添えられている豆腐は豆の旨みのある木綿豆腐。
「南部美人」を合わせてみると、豆腐の旨みを少し高めてくれます。
淡白な味の料理の旨みを増加させる、そんな働きがこのお酒にはあるのかなと思われました。

 

そして三品目、メインの「鴨ネギみそ焼き」。

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そば屋!という感じでいいですよね。
こちらのお味の方は、、、美味しいです。
味噌の味が特徴的ではあるものの鴨の旨みも損なっていません。

味噌は、おそらくは赤みそに白みそをミックスしたもの。
管理人の実家がやっていたラーメン屋の味噌ラーメンの味と同じ系統の味がしたので、おそらく、赤と白のミックスなのかと思われます。

「南部美人」を合わせてみると、味は変わりません。
「クリームチーズ酒盗掛け」の時と同じような感じで、淡麗になって流れていく感じ。
味や旨みが強い料理には影響を与えず、舌を清めるように働くのでしょうね。

 

○ 三杯目「町田酒造」

サラダと鴨のネギみそ焼きを食べきったところで、南部美人も飲み切りました。
そろそろそばでも頼もうかなというタイミングでしたが、「クリームチーズ酒盗掛け」が残っていたので、そばを注文しつつ、もう一杯、別の銘柄も飲んでみようかなということで選んだのがこちら。

町田酒造 特別純米生」。
醸造元の商号をそのまま使用したお酒。
名前がユニークなので、一度飲んでみたいなと思っていたため注文してみました。
管理人と同じ、群馬県出身のお酒です。

早速いただいてみると、、、うん、おもしろい、美味しいお酒です。
香りはそれほどありません。
口に入れると、ちょっとトロっとした感じがします。

味の方はやや甘口で淡麗、要はすっきりとした感じなのですが、とろっとした飲み口があるからでしょうか、濃厚な感じもする、なかなか不思議な感じのお酒です。
昔行きつけの焼肉屋さんでいただいた、都美人の30年熟成酒の感じに似ている気がします。

「クリームチーズ酒盗掛け」と合わせてみると、、、
チーズの甘み、酒盗の旨みを高めてくれます。
たぶん、旨みが強めの料理に合わせると、その旨みを増させるように働くのでしょうね。

 

○ 締めに、、、

「町田酒造」がなくなるころに、

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締めのそばがやってきました。
飲んだ後のラーメンもいいですが、飲んだ後の蕎麦も格別です。

こちらの蕎麦は十割そば
各地のそば粉を仕入れて打っているようで、お店の入り口には「本日の蕎麦」という紙が貼られていて、その日のそば粉の生産地と品種が書かれていました。。。て、この記事を書く時に、撮影した写真を見て気づいたことなんですけどね^^;

お味の方は、のど越しよく、旨みのあるそばつゆと絡んですっすと飲み込んでしまえます!
。。。なので、あまりそばの味は解説できるほどにはわからず、、、いや、だって、そばってもぐもぐして味わうものではなくて、のど越しを楽しむものじゃないですか^^;;
つまり、こちらのおそばは、記事に書くための味の分析を忘れて一気に食べきってしまえるほど、そばの楽しみを味わえるおそばでした、ということです^^;;;

 

いやいや、それにしても、いいお店でした。
お料理はそば屋さんらしく、鴨料理に天ぷらがメインで、酒の肴も気の利いたものが揃っている。
そして、地酒の種類は豊富!
日本酒好きな人にはたまりませんね☆

浅草にあるお店ってだいたい21時くらいに閉まるところが多いのですが、こちらのお店は23時までやっていますし。
管理人のように、地元の人間としては、仕事帰りに軽く一杯飲みつつ夕飯を、という風に行けますし。
また、観光とかで訪れた人にとっても、江戸の気風が残る下町・浅草で、江戸っ子のように粋にそば屋で飲むというのも風流なんじゃないかなと思われます。

管理人も、しばらくは、今のクライアントさんからお仕事もらえそうなので、毎日、毎週とはいきませんが、隔週くらいで、帰りにはこちらのお店に寄って色んなお酒お飲んでみようかなと。
これまでの記事って、色々なお店を紹介することにフォーカスしてましたが、今は管理人以外の人にも記事を書いてもらっているので、色々なお店を紹介することは他の方に担っていただき、管理人は、一つのお店を深堀して、お酒に焦点を当てた記事を書いていく。
例えば、「クリームチーズ酒盗掛け」を毎回頼みつつ、毎回違うお酒に合わせてみて、お酒によってどんな風に合う・合わないがあるのかを紹介するのも面白いかなと思ったりもします。

そんなことを思わせてくれた、日本酒の種類豊富な「蕎麦前 つるぎ」さんでした。
。。。帰りに一杯飲んで帰れる程度に、ほどほどに忙しい状態が続くといいんですけどね^^;

 

○ 今回のお酒を買うならこちら

南部美人 特別純米酒 1800ml
南部美人 特別純米酒 720ml
日本酒 町田酒造 特別純米 55 五百万石 直汲み 720ml 町田酒造 要冷蔵

 

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