【家飲みレシピ】冬野菜の甘みが引き立つ「よこやま 純米吟醸 SILVER」と「大根ステーキ」のマリアージュ

こんにちは

このブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、「よこやま 純米吟醸 SILVER超辛7 火入」と「大根ステーキ」をご紹介します。

 

Contents

○今回のお酒「よこやま 純米吟醸 SILVER超辛7 火入」

気がつくと、もう秋。
木々の葉も色づき、冬の足音が直ぐそこまで近づいています。

私にとっては、いつの季節も酒屋さんで日本酒の瓶を眺めつつ、今日は何を頂こうかなと考えている時間は、至福の時です。
甘口・辛口・淡麗・濃醇という味の嗜好から産地や瓶のデザインと、今の自分の気持ちや体調と気分に問いかけながら、いつも陳列棚の前に立っています。

今回は季節の変わり目や長引いたコロナ禍に、気持ちの疲れもありシャキッとした辛口、尚且つ優しい日本酒を飲みたいなと、イメージしていたところに、目に止まったお酒がこちらです。
長崎県は壱岐島の「重家酒造」の「よこやま 純米吟醸 SILVER超辛7 火入」です。

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ブルゴーニュ型の瓶の形は、ワインで言うと澱が少なく柔らかな味わいのものが多いタイプです。
そこにピシッと貼られた「超辛7」のシール。
この日本酒も、おそらく辛口で優しい白ワインのようではないかと想像しました。

落ち着いたラベルのデザインも、その時の気持ちにフィットしました。
こちらの酒造の看板商品は7号酵母を使用しています。
さらに、このお酒は日本酒度+7ということもあり、超辛7と命名されたそうです。

麦焼酎発祥の地とも言われている壱岐島では、一時日本酒造りが途絶えてしまいました。
そこで、穏やかな気候と良質な水の湧き出るこの島で日本酒作りを復活させたのが「横山」という銘柄です。

寒風吹き荒ぶこの頃、壱岐島で復活したこのお酒は、暖かい気持ちを運んでくれます。

さて、この日本酒には何を合わせようかと考えているうちに、漠然と冬野菜の甘みを合わせてみたいというイメージが浮かんできました。
頭の中で冬野菜を並べつつ考えていたところ、スーパーで葉付き大根が山盛りで並んでいたのが目に飛び込んで来たので、もはや運命とばかりに大根を購入です。

料理法は、瓶の形状からワイン的な嗜好が頭の片隅にあったので、煮るのではなく焼く調理、「大根ステーキ」に決めました。
材料も工程もシンプルですので、是非作ってお試しください。

 

○基本は塩のみの、焼くだけ「大根ステーキ」

「大根ステーキ」レシピ/h3<

材料(2人分)

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大根:約10センチ
オリーブオイル:大さじ1
塩:小さじ1/2
乾燥バジル:小さじ1(お好みで)

作り方

① 大根は皮を剥き、4等分に輪切りにして更に半月状に切る。
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② オリーブオイルをひいたフラパンに大根を並べ、軽く塩を振り中火で焼く。
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③ 大根に焼き目がついたら裏返して、さらに塩とバジルを振って蓋をして蒸し焼きにする。
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④ 両面に焼き目をつけて、大根が透明になったら焼き上がり、最後に残りの塩を振りかけて出来上がり。
(塩味がついた残りの油で、ブロッコリーも焼いて添えてみました。)
daikon-steak

<この料理のコツ>

焼き目をつける、じっくり火を通すこの2工程を意識すれば美味しく焼けます
焼き上がりに塩をかけることで味が締まります
乾燥バジルは好みで量の調節をしてください

 

壱岐の恵み「よこやま 純米吟醸 SILVER 超辛7」は、「大根ステーキ」の甘さと塩味で完成

yokoyama_daikon-steak

まずは冷やした「よこやま 純米吟醸 SILVER 超辛7 火入」。
写真は、お猪口グラスで取りましたが、裏ラベルに「ワイングラスで・・」と書いてあったので、ワイングラスに変えていただきました。

口に含む前から漂うフルーティな香り。
同じフルーティーでも、すっきりした葡萄の果実のような清涼な香気です。

ひと口いただくと、超辛と表示されているにもかかわらず、香りの強さのせいか甘味さえ感じます。
その後から、舌にピリッとくる辛み、さらにほのかな苦味を感じます。
これは海のミネラル分?ニガリ成分?と、壱岐島というだけで、イメージ先行型の私の妄想が広がります。

「よこやま 純米吟醸 SILVER 超辛7 火入」は口の中で辛さを感じても、先に感じた香りが飲んだ時の味わいと一致しています。
これまでのお酒は、香りはフルーティーでも飲んでみると米の味が強かったり、アルコールや吟醸香が優っていたりする事が多かったように思います。

そう言う意味では、期待を裏切らず、最後まで爽やかな辛さの中にフルーティーな香りが全体を覆っています
海の恵みが南の島で米となり、醸されて凝縮したかのようにサラッと流れて、体を癒してくれるそんな日本酒です。

では、冷めないうちに大根ステーキをいただきます。

美味しい!
大根の旨味と甘みが引き出されで、ジュワッと口の中で広がります。
そこに塩分が加わり一層味を深くします。

大根には独特の苦味とアクがあるので、煮る時には糠を入れて茹でこぼしたりします。
けれども、オリーブオイルでステーキにした場合は、それが良い効果となって現れています。
オリーブオイルの青味のある香りと、バジルの香料が大根のアクを旨味に仕上げてくれました。

そして、塩。
塩をなめつつ日本酒を呑む
昔から語られる光景が、本当に合うのだと実感します。
仕上げに一振りした塩が活きました。

素材のおかげでもあるのに、少し自画自賛が過ぎました・・・ね。

その後にいただく「よこやま 純米吟醸 SILVER 超辛7 火入」、変わりません。
香り豊かで、鼻腔は甘く、舌に辛し。
後からくるぴりっとしまる清涼感と澄んだ水のような滑らかさ。
男女問わず好まれる、飲み疲れのしないお酒です

大根に最後に一振りした塩味のおかげで増した、日本酒のこくと辛味。
和食のような、洋食のような「大根ステーキ」とこの日本酒は、飽きの来ないマリアージュです。

口の中が少し鋭敏になったところで、再度大根ステーキをいただいてみると、大根は益々甘みを増します。
そのクセはアルコールのおかげで柔らかくなり、あっという間に平らげてしまいました。
一人前の分量をもう少し多くした方が良かったかもしれません。

いやいや、合いますね。やるな!よこやま、塩」というのが率直な感想でした。

 

この2年間のコロナ禍による生活の変化に伴う心身の疲れは、じわじわと体に溜まってきています。
自分の体の声に心を傾けて、冬に向けてしっかりと労りましょう。
水の恵み、風土の生んだ滑らかな日本酒と、大地の育てた野菜の力は、疲弊した心と体に染みるように喜びと力を与えてくれます。

どうぞ心と体に栄養を。

 

☆ 今回のお酒を買うならこちら

よこやま 純米吟醸 SILVER 超辛7 火入 1.8L

 

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