【家飲みレシピ】「出羽桜 特別純米 本生」と「ホタルイカの天ぷら」で春先取り

 

こんにちは

このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、「出羽桜 特別純米 本生」と「ホタルイカの天ぷら」をご紹介いたします。

 

Contents

地域限定販売「出羽桜 特別純米酒 本生」

季節はもう春。
日々、スーパーなどで更新される、春の芽吹きの山菜や初物の野菜たちに心が躍ります。

健康、経済、世界情勢と、世の中は不安なことだらけ。
とかく沈みがちな中ですが、私にはちょっとした嬉しい出来事がありました。

近所に大きなコンビニがオープンしたのです。
我が家の周りにはコンビニはたくさんありますが、どちらかと言うと小さい店舗。
大きなコンビニは酒類の品揃えが充実しているので、お酒好きには朗報です。

早速、駆けつけて品揃えをチェックしました。
コンビニの素晴らしいところは、小さなサイズのお酒も豊富な事。
毎晩宅飲み晩酌と化した私の日常では、日本酒は少量多品種でという嗜好になってきています。

そこで目についたのは、「出羽桜 特別純米酒 本生」。
300mlとお手頃な飲み切りサイズです。

出羽桜を造っているのは、1892年創業、手作りを大切に守り続けた山形県の出羽桜酒造
地元からは勿論、世界からも評価されていて、国内外で数々の賞を獲得しています。
1980年に発売された「出羽桜 桜花 吟醸酒」は、吟醸酒を世に広めた市販の吟醸酒の先駆けとしても高く評価されています。

「出羽桜 特別純米酒」の缶はよく目にしていたのですが、今回見つけたのは、その「本生」バージョン。
米と米麹だけを原料に蔵人の手作りで醸されたお酒。
地域限定販売のようで、山形・福島・東京・神奈川・山梨・長野のみの販売です。

一度も加熱処理を行なっていないフレッシュなこの生酒と共に、今回は春の便りをいただきます。

 

赤と緑が映える「ホタルイカの天ぷら」と季節の青菜の天ぷら

この時期、野菜と共に鮮魚コーナーにも季節ものが並びます。
桃の節句に合わせたように並ぶ貝類にも心躍りますが、この季節の私の好物はホタルイカ

東京では、兵庫県産のものが多く並んでいますが、3月の解漁日から少しずつ富山県産のものが出始めます。
いわゆる富山の「きときと」でぷっくりとした初物を、毎年心待ちにしています。

普段は酢味噌や酢醤油和えにしていますが、今回は生酒に合わせるということで、天ぷらにしてみます。

また、香りも楽しみたいので、春菊を一緒に揚げてみました。
小さめ(今回は兵庫産)の可愛いホタルイカと春菊の天ぷらで、フレッシュな「特別純米 出羽桜」を楽しみたいと思います。

 

今回の青菜は春菊を使いますが、菜の花や明日葉など少しクセのある青菜は天ぷらにすると美味しいです。
ホタルイカは小さいサイズを使いますので、下処理は最小限に済ませます。
天ぷらの衣は市販の「天ぷら粉」があれば、何も加えずにそれだけで十分です。

「ホタルイカの天ぷら」レシピ

材料(2人分)

ボイルホタルイカ:100g
春菊:2本
小麦粉:適量

<つけ衣>
小麦粉:40g
酒:小さじ1
水:80g
ベーキングパウダー:ひとつまみ
氷:1個

塩:適量

作り方
① ホタルイカの下処理をする。
魚用の毛抜き、または指で目玉をとる。

② 春菊は根元の太い部分は切り落とし、食べやすいサイズに揃える。

③ 食材に小麦粉をまぶす。
ホタルイカは爆発を防ぐために、丁寧に小麦粉をつける。
ホタルイカが大きめの場合は、楊枝で何箇所か穴を開けておいてもよい。

④ 衣の材料を合わせて、切るようにさっと混ぜ合わせ、氷を一つ入れる。

⑤ 春菊を衣に潜らせる。

⑥ 鍋、またはフライパンに油を2センチほど入れて、170度の油で揚げる。
衣の表面が固まってきたら裏返して、浮いてきたら油から揚げる。

⑦ ホタルイカも同様にして揚げる。
鍋に入れる分量は食材が泳ぎやすいように、表面積の半分ぐらいの量を入れると良い。

⑧ 衣がカリッとしたら、油から上げて油を切る。
⑨ 油が切れたら出来上がり。

<この料理のコツ>
・衣の基本は小麦粉と倍量の水があれば、他の材料がなくても問題ありません。小麦粉を練らないようにすることがコツです。

 

加熱されていない生酒「出羽桜 特別純米 本生」と季節の天ぷらで、味の変化を楽しもう

まずは「出羽桜 特別純米酒 本生」から。

よく冷やした生酒は想像以上に上品な甘い香り
フルーティーでもフローラルでもなく、みんなが大好きな米の香りです。
まさに精米歩合55%の妙、アルコール15%でエレガントに仕上がっています。

口の中にとろりと流れていく様は、よく冷えたお酒の蜜のようです。
柔らかく滑らかで程よい甘さ、後味に僅かに残るキレの余韻が爽やかです。

山形の人たちだけでなく、万人に愛される訳ですね。

 

口の中が柔らかく冷えたところで、揚げたてのホタルイカをいただきます。

さっくりと揚がったホタルイカは、小ぶりだからこそイカの旨味が凝縮しています。
からりとした衣と、柔らかな身の食感のコントラストが実に心地良い。

加えて口の中に広がるのは、ホタルイカの内臓の旨味。
そのホタルイカの全身から溢れ出るジュワッとした水分の美味しいこと。
塩をつけなくても十分味わい深く、塩を少し付ければお酒のあてとして好相性です。

そして、天ぷらの後にいただく「出羽桜 特別純米酒 本生」。
天ぷらの油がアルコールですっきりと流されて、純米の甘みと香りが弱くなる代わりに、米の旨味が際立ってきました
衣につけた塩味が、日本酒本来の米の輪郭を浮き立たせています。

なおかつ、舌に残ったイカの旨味が日本酒とブレンドされて、口の中が上品な味わいに仕上がります。
理想的な日本酒と料理のマリアージュですね。

次に春菊の天ぷらをいただきます。
さっくりと上がった春菊は口に中でほろりと崩れながらも、あの独特の香りがふわりと鼻の中を抜けてゆきます。
春菊本来の苦味は、それが上品なおいしさとなり、甘味さえ伴ってきます。

その後に「出羽桜 特別純米酒 本生」をいただくと、その変わりように驚きです。
これまでは、生酒としての爽やかな甘さや香りが全面に出ていましたが、春菊の天ぷらにより「T H E 純米」という風貌に変化しました。
米の旨味が強くなり、とろりとした感触はサラッとしてキレのある味わいになりました。

初めは女性好みのお酒と思いましたが、あてによっては男性も好む味に変わります
各々の舌で、その都度の味の変化を感じ、わいわいと大勢で飲むのが楽しいお酒ですね。

 

春は身も心も軽くなり、お酒を携えて外に出たくなります。
コロナ禍はしばらく収まることはないとは思いますが、取るべき対策をとり上手な付き合い方をしつつ、お酒とも付き合っていきたいですね。

季節を愛で健康でいられる悦び、おいしいものを食べられる喜びを分かち合い、毎日を大切に過ごしていきましょう。

 

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