【家飲みレシピ】超辛口「雪の松島 釀魂純米+20」が「白菜漬けとリンゴのサラダ」で優しく雪解け

こんにちは

このブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、宮城県大和蔵酒造の「雪の松島 醸魂 純米酒+20」と「白菜漬けとリンゴのサラダ」をご紹介します。

 

Contents

○「雪の松島 釀魂純米+20」

3月、東京は桜の開花宣言も出され、いよいよ春本番。

同時に3月は、東日本大震災が発生した月でもあります。
鎮魂と復興への祈りを新たにすると同時に、自らが災害への備えを確認する機会でもあります。

そんな気持ちを抱きつつ見つけたのが、宮城県大和蔵酒造の「雪の松島 醸魂 純米酒+20」です。
まさにその時の心情にぴったりのお酒。
子供の時に、仙台の祖父に連れて行ってもらった松島の大きな空と海のキラキラした情景が鮮明に蘇ってきました。

宮城県酒造組合のHPによると、大和蔵酒造は、平成8年(1996)に誕生した新しい蔵元です。
当初は最新鋭の設備を導入して機械化に力を注いでいたそうですが、平成19年に解散した宮城酒類の看板銘柄「雪の松島」を引き継いだ頃から、人の手による工程を増やしてきました。
当時使用していた全自動製麹機では、同銘柄の人気商品である日本酒度+20の「超辛」を再現するのが難しかったからだそうです。

分析を重ねた結果、「超辛」の酒を醸すには強い麹が不可欠であり、そのために最新の全自動製麹機からあえて人の手のかかる半自動製麹機に切り替えたました。
さらに現在では、吟醸用の麹室がつくられて、こちらは完全に手作業です。
手作業と機械、それぞれの良いところを最大限活かせるように、試行錯誤を繰り返してきたそうです。

その変遷にもまた、酒造りへの思いを感じます。

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今回は、「超辛口」という情報、「雪の松島」というネーミングから、冬野菜の白菜を使ったサラダを合わせてみます。
このメニューは、もともとはフレンチドレッシングで和えるだけの簡単料理でした。

我が家では、白菜とりんごが冷蔵庫に常備されている冬にこの料理が登場します。
たまたま、今年は白菜漬けを沢山作ったので、試しにそれを使ってみました。
それが思いの外評判が良く、手抜き調理でありながら味もバージョンアップした一品になっています。

 

○味付け不要「白菜漬けとりんごのサラダ」

市販の白菜漬けを使った分量で紹介しますが、塩のみの浅漬けでも美味しくできます。

「白菜漬けとリンゴのサラダ」レシピ

材料(2〜3人分)

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りんご:1/4個
白菜漬け:180g
オリーブオイル:大さじ1杯半

 

作り方

① 白菜漬けは軽く絞って水気を切り、切っていない素材の場合は一口サイズに切る。
芯に近い白く硬い部分は繊維に沿って千切りにする。

② りんごは皮を剥かずに芯をとり、1ミリのくし切りにして、千切りにする。
この時、斜めに千切りにすると長さが揃いやすい。

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③ 白菜漬けとりんご、オリーブオイルを合わせて冷蔵庫で30分ほど味を馴染ませる。

④ お好みでピンクペッパーや三つ葉などをトッピングして出来上がり。

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<この料理のコツ>

・りんごは変色しやすいので、先に白菜の処理をしてからリンゴを切り、手早く混ぜてください。

 

○目にも爽やか白い「白菜漬けとりんごのサラダ」と、超辛口「雪の松島 釀魂純米+20」の良い関係

まずは、軽く冷やして「雪の松島 醸魂 純米酒+20」をいただいてみましょう。
日本酒度+18〜21という数値はどのような辛さか、興味が惹かれますね。

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開栓をしてお酒をお猪口に注いだ時から、典型的な日本酒の香りがぷんと漂います。
では、お酒を口に含んでみます。

おや?
思い描いていた「超辛口」とは少し違い、軽やかでキラリとした辛さです。
喉の奥につんとくる感じもなく、鼻から抜けるアルコールの香りは決して強くありません。
舌にピリッとくる辛さや、後をひく強さもなく、清々しくかつ柔らかく深みのある味わいです。

う〜ん、これは昔、縁側でおじいちゃんが茶碗で飲んでいたようなお酒だなあと思いました。
ドライでキレのある現代の辛口とは違う、昔ながらの辛口のお酒です。

次に「白菜漬けとリンゴのサラダ」はどうでしょうか。
白菜漬けの塩気と独特の酸味に、りんごの爽やかな甘さがよくとてもよく馴染んでいます。
白菜とリンゴのシャリっとした歯触りの心地よさ、噛んだ時にお互いの味がじゅわっと口の中で融合します。

漬物の発酵した酸味とリンゴのフルーティな酸味と甘味に、漬物の旨味が加わり、それらをオリーブオイルが包み込んでいます。
こんなに簡単なのにこんない美味しい。
これは料理の腕前云々より素材の力ですね。

りんごの皮は、視覚的に赤の色が可愛いので残していましたが、この皮の部分のちょっとした硬さも良いアクセントになっています。

このサラダの後に「雪の松島 醸魂 純米酒+20」をいただいてみましたが、お酒の味に、大きな変化はありません。
。。。と、思いきや、ひと口ふた口と飲み進めるうちに、舌の奥の裏側に何やら甘みのある日本酒のエキスが溜まっているような感覚がやってきます。
後を引かない辛口のお酒の中に、本来の旨味が凝縮されてくるようなイメージです。
日本酒はこの味の変化がファンタスティックですね。

さらにサラダを食べ、飲み進めていると、最初は旨・甘・酸味の爽やかさが持ち味だったサラダに、漬物の発酵の味が加わってきました。
これが日本酒の力なのでしょう。
「雪の松島 醸魂 純米酒+20」と「白菜漬けとリンゴのサラダ」は、お互いに深く干渉し合わないけれど、ピンポイントでお互いの良さを引き出すマリアージュだと思いました。

この日は、いつも一緒に家飲みをしている友人にも参加してもらいました。
偶然にも昨日、松島を電車で通過してきた彼女の一言。
「雪解けの松島だ!」
優しい東北の空気を感じてきたからこそ、このお酒に雪が溶けるようなイメージを感じとれたのでしょう。

「冬の終わりのサラダに、雪解けの松島」。
魂を込めて醸した「雪の松島 醸魂 純米酒+20」で、東北への鎮魂の祈りを友人と捧げました。

 

この時期の日本は、満開の桜前線が北上していきます。
静かに穏やかに薄ピンクの可憐な花を愛でて、春の景色を味わいましょう。

冬の寒さに凝り固まった心身を日本酒でゆるゆるとほぐすのも良いですね。

 

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