【家飲みレシピ】燗酒でいただく「誠鏡 純米たけはら」に「干し豆腐中華和え」の旨味がピッタリ

こんにちは

このブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、「干し豆腐の中華和え」と「誠鏡 純米たけはら」をご紹介します。

 

Contents

○ 中華料理屋さんの干し豆腐

新型コロナウイルスが流行し始めてから1年ほどが経ちました。
一年前の今頃は何をしていたのか。
この頃良く考えます。

それまで通っていた美味しい食事と日本酒のお店は、まだやっていてくれるでしょうか。
つらつらとそのようなことを思いながら、近所の梅や早咲きの桜を眺める日々を過ごしています。

それでも、たまにランチに通う中華料理のお店があり、そこで大好きな干し豆腐の前菜をいただきながら、これを家でも作りたい!という衝動に駆られました。
どこで売っているか尋ねてみたら、ネットで売っていると教えてくださったので、早速検索して購入しました。

これが冷凍で届いたその干し豆腐です。

hoshitofu
泰山豆腐干糸(豆腐干絲・押し豆腐の千切り)冷凍食品 500g

私がこの干し豆腐という素材を知ったのは、25年以上も前の事。
まさに豆腐を麺状にして干したもので、ツルツルした食感の美味しさに感動したことを鮮明に覚えています。
その頃はネット通販もなく、店主は横浜の中華街までわざわざ買いに行っていたと言っていました。

 

○ 「誠鏡 純米たけはら」

その干し豆腐をさっと中華風に和えた料理には、熱燗がいいなと漠然と思っていたところ、いつも立ち寄る百貨店でピッタリな日本酒に出会いました。
第九回全国燗酒コンテスト『お値打ち熱燗部門 最高金賞』の「誠鏡 純米たけはら」です。
広島県の中尾酒造が、創業から蔵の根幹として作り続けている自慢のお酒を、昭和のラベルで復刻したのだそうです。

「竹原」は広島の中でも「安芸の小京都」と呼ばれる地です。
塩田として栄えたこの地は、日照時間の多さと降雨量が少ないという特性から、米の栽培にも良い環境であり、自然と酒造りが盛んになっていったそうです。
そして、この地で採れた雄町米に拘って作られたのがこの「誠鏡」です。

中華の前菜「干し豆腐の中華和え」と日本の伝統的なお酒「誠鏡 純米たけはら」のマリアージュ。
想像の中ではもう相性ぴったりなのですが、さてどうでしょうか。

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○ 日本酒をイメージして少し控え目の味付けで「干し豆腐の中華和え」

ネットで注文した干し豆腐は冷凍500gの分量です。
まずは解凍して下味をつけて、必要な分量ずつ食べましょう。

「干し豆腐の中華和え」レシピ

材料(冷凍干し豆腐500g分)

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<下拵え>

冷凍干し豆腐:500g
A
ごま油:大さじ2
鶏がらスープの素(顆粒):大さじ2
酢:大さじ2

<仕上げ>

冷凍干し豆腐200gに対して
長ネギ:1/2本
塩胡椒:少々

作り方

① まず、干し豆腐を解凍する。
自然解凍・レンジ解凍等、好みの方法で解凍したら、たっぷりの熱湯の中に入れて5分程度茹でる。
冷凍されて飴色になっていた干し豆腐が白い色に変わる。
茹で上がったら水切りをする。
長い麺状になっているので、食べやすいサイズに切る。

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② 鶏ガラスープの素は少量のお湯で溶かし、Aの材料を全て混ぜて干し豆腐と和えて、冷蔵庫で保存する。

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③ 干し豆腐200gに対して、長ネギのみじん切りを加えて塩胡椒で味を整えたら出来上がり。

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<この料理のコツ>

・下味をつけて寝かせた時間だけ味が染み込みますので、好みに応じて味を調整してください。
・今回は日本酒のつまみ用に、淡白な鶏がらスープの素で味付けしていますが、お好みの中華スープの素をお使いください。

 

○ 「誠鏡 純米たけはら」のふくよかな香りが干し豆腐を包む

それでは、お酒と料理をいただきましょう。

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まずは「誠鏡 純米たけはら」から。

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今回は私が子供の時から実家にあった昭和時代のお猪口を選んでみました。
誠鏡はやや黄色みがかった色、レトロな空気が漂いますね。

最初は常温でいただいてみます。
一口目、、、飲み口が旨い!
復刻版、昭和という情報からもう少しガチッとした味わいを想像していたところ、意外にも柔らかく優しい味わいです。

辛くも甘くもないのだけれど、後から心地よい辛さがピリッと舌に残ります。
ほのかな酸味に包まれて、甘いような香ばしいような香りを運んできます。
想像以上にまろやかで美味しいお酒です。

それでは「干し豆腐の中華和え」をいただきます。
「おおっ、うまい」
この豆腐の凝縮した香り、ほのかなごま油の香りと酢の酸味、塩味が豆腐に沁みています

長ネギのフレッシュなシャキシャキ感と苦味がまた良いアクセントとなっています。
何よりもこの麺状のプリッとした歯触りがたまりません。
お店の料理よりはずっと薄味ですが、日本酒にはこれぐらいが丁度良いと思います。

この後に口に含む「誠鏡 純米たけはら」。
味、香りは変わりません

昔ながらの日本酒は骨格がしっかりしているからでしょうか。
お料理に左右されないことが多いような気がします。
それにしてもこの飲み口の心地よい事。

はやる気持ちを抑えつつ、今度は当初思いついた燗酒に
まずはぬる燗へ行きます。

想像通り、香りたつ旨さです。
フルーティーなのかスパイシーなのか。
甘くてツンとするのに、嫌味がなくスッキリと鼻に抜ける心地良いアルコールの香り。

上顎に滲みいるアルコールがまた美味しいのです。
何より気取りのない旨さ。

そしていただく干し豆腐は、一層豆腐の味が濃くなり、和風の味わいに変わってきました。
予想通りのマリアージュに気持ちが高揚してきました。

フィニッシュは熱燗です。
もう何も言うことはありません。
雄町米の旨味が広がり、香りが広がります。

酸味も乳酸菌のような甘酢っぱさとなって味わいを増してきます
カジュアルお酒なのに、熱燗にしてもキレ良く優しい。
さすが、賞をいただくだけの日本酒です。

しばらくこのお酒で熱燗を楽しめそうです。

 

干し豆腐はタンパク質が豊富で栄養価が高く、ヘルシーな食材です。
巣ごもり生活、糖質を気にするお酒好きの方達にはお勧めします。

この一年、長きにわたる自粛生活で不便なことも沢山ありましたが、かえって普段は手を出さないような料理に挑戦できる時間も作れました。
また、スピード感ばかりが重視されている現代の中で、ゆっくり立ちどまる時間を与えてもらったような気もします。
健康である事の有り難さを実感しつつ、美味しいものを美味しいと感じられる幸せを大切にしたいと思うこの頃です。

どうぞおいしい食事とお酒で笑顔を沢山育んでください。
春はそこまで・・・。

 

☆ 今回のお酒を買うならこちら

誠鏡 純米たけはら 瓶 1800ml [広島県]
中尾酒造場 誠鏡 純米たけはら 720ml 瓶 720ml [広島県]

 

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