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夏越しの日本酒「純米酒 秋あがり 浦霞」に「きゅうりと魚肉ソーセージの豆板醤炒め」で初秋の味わい
- 2022/10/15
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こんにちは
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
東京在住のMです。
今回は、「純米酒 秋あがり 浦霞」と「きゅうりと魚肉ソーセージの豆板醤炒め」をご紹介いたします。
Contents
夏越しの酒「純米酒 秋あがり 浦霞」
初秋のこの時期。
金木犀も咲き終わり、銀杏の実も落ち始め、急速に季節は移り変わっています。
落葉する街路樹の伐採も始まり、街は一足早く冬に向けての準備が始まりました。
青空を見上げながら、変化する街や山々の景色を眺めるのが楽しみな季節です。
さて、自然の変化を見逃さないようにと、ワクワクする時期でもありますが、日本酒にとっても何かと目が離せない季節でもあります。
この時期は、「冷やおろし・秋あがり」が出回ります。
「冷やおろし・秋あがり」は、一般的に、春に絞った日本酒に一度火入れをして、夏の間は低温貯蔵し、熟成したところで仕上がったお酒の事を指します。
この二つの言葉の違いについては諸説ありますが、簡単に言うと、秋口になってできたお酒を出荷することを「ひやおろし」。
熟成して、秋口に美味しくなった状態を「秋あがり」と言います。
つまり、出荷することと、お酒の状態を指す表現の違いと考えればわかりやすいと思います。
なお、「ひやおろし」の「ひや」は、外気温度が冷えてきたという意味であり、出荷の時点では常温です。
※「ひやおろし」については、こちらの記事でも解説しています。
そのようなことをつらつらと考えながらお酒を選んでいましたら、いかにも秋らしいラベルデザインの「秋あがり」が目に入りました。
それは、「純米酒 秋あがり 浦霞」、宮城県外のみの流通限定商品、しかも加熱殺菌処理をせずに、生詰めで蔵出しされたというお酒。
言わずと知れた宮城県の名酒、(株)佐浦が造っている「浦霞」です。
初秋の自然を愛でていたい気持ちが消えたわけではありませんが、この日本酒を手にした途端、心の中は既に「花より団子」状態です。
炒めたきゅうりが美味しい「きゅうりと魚肉シーセージの豆板醤炒め」
さて、何をあてにしていただきましょうか・・・
手早くささっと調理を済ませていただきたい。
秋あがりのお酒にあうもの・・・・
我が家の冷蔵庫の中に常に常備しているきゅうりと、大人のおやつ(おつまみ)である「魚肉ソーセージ」を使って「きゅうりと魚肉ソーセージの豆板醤炒め」を作りましょう。
かなり昔の話になりますが、私が社会人になったばかりの頃、お財布の中が寂しくなってくると昼食にお弁当を作って持参していました。
その時によく作っていたおかずが「きゅうりとウインナーの豆板醤炒め」でした。
超簡単で材料費も安く、冷めても美味しく飽きのこない味。
ウィンナーはお弁当に入れやすい小さなサイズの「ポークビッツ(伊藤ハム)」。
これが弁当箱に詰めやすく、満足感があるのです。
そのメニューをお魚の美味しい地域である宮城県の日本酒に合わせて、魚肉ソーセージでアレンジしてみようと思いました。
「きゅうりと魚肉シーセージの豆板醤炒め」レシピ
あっという間に食べきってしまえるものなので、この倍量で作っても良いと思います。
シンプルな食材なだけに、油だけは是非使って手早く炒めてください。
材料(1〜2人分)
きゅうり:一本
魚肉ソーセージ:一本
豆板醤:小さじ1/2
サラダ油:大さじ1/2〜1
作り方
① きゅうりを細長い乱切りにする。
② 魚肉ソーセージは包装紙を剥いてきゅうりと同じように切る。
③ フライパンに油をひき、強火で魚肉ソーセージの断面がカリッとするように焼きつける。
④ きゅうりを加えて、強火で炒める。
きゅうりにツヤが出て、透明感が出てきたところで、鍋肌に豆板醤を入れて香りが立ったところで一気に食材に絡める。
⑤ 豆板醤が全体に絡み、きゅうりがほんのり赤く色付いたら出来上がり。
時間をおいて冷まして味を馴染ませてからお召し上がりください。
<この料理のコツ>
・普通のソーセージに比べて、魚肉ソーセージは塩味が薄いので、味見をして整えてください。
醤油を入れる場合は豆板醤と同じように鍋肌に入れて、加熱されて香りがたったところで手早く炒めてくだい。
素材に直接かけると、その部分だけに醤油が染み込んで全体に味が回りません。
冷めてくると塩味が鮮明になるので、少し薄いぐらいの加減がちょうど良いです。
・豆板醤を入れるときに、少し油を足してその上に豆板醤を乗せると、なお香りが引き立ちます。
優しくも辛い「きゅうりと魚肉ソーセージの豆板醤炒め」と、スッキリまろやか純米酒 秋あがり 浦霞」で秋の夜長へ突入
まずは「純米酒 秋あがり 浦霞」を冷やしていただきます。
ほのかに甘みを持った爽やかな香り。
木々の葉や花が移ろう秋の澄んだ空気のようです。
まろやかでふくよかな味わいに、わずかな酸味が加わり、やや高めのアルコールがすっきりとした辛口の印象を残します。
一口飲むごとに、ほんのり芳醇な日本酒の味わいが深くなります。
全ての味わいのバランスが良く、尾をひかないキレの良さ。
秋の日本の気候にぴったりですね。
その季節に人が体内から求める味です。
原料米:まなむすめ
アルコール度数:16度以上17度未満
精米歩合: 65%
では「きゅうりと魚肉ソーセージの豆板醤炒め」をいただきます。
火を通したきゅうりは甘くなります。
その加熱されたきゅうりに、豆板醤の辛みと油のコクがぎゅっと染み込み、格別な美味しさです。
一瞬辛いと思わせつつ、きゅうりの水気を含んだ甘味とシャキッとした歯触りが、驚きを伴って頭の中を駆け巡るのです。
さらに、舌と上顎に残った辛みが心地よく跡を引きます。
魚肉ソーセージにおいては、焼き目のついた表面に豆板醤が絡まって、ピリッとした感覚が押し寄せてきます。
が、その一瞬後、魚肉ソーセージの独特の甘味が口の中に広がり、その旨味を辛さが引き立てます。
きゅうりとソーセージを一緒に食べてみましょう。
これは食感のパラダイスです。
きゅうりのシャキシャキとした歯触りと、ソーセージの柔らかさが交互に押し寄せてきて気持ちが高揚します。
きゅうりのみずみずしい甘さに、魚肉ソーセージの旨味を持った魚の甘さ、そこに豆板醤の辛味がプチプチと飛び跳ねるように合いの手を入れてきます。
美味しい、楽しい味わいです。
また、きゅうりのうり臭さは微塵も感じません。
魚肉ソーセージの旨味と豆板醤の辛みが残った舌の上に「純米酒 秋あがり 浦霞」を乗せてみると、純米の旨味が染み入ってきます。
これが二口目になれば口の中は、甘みを伴った浦霞色に染まります。
豆板醤の辛さで体が温まりつつ、「純米酒 秋あがり 浦霞」のまろやかでクールな味わい効果により、食欲が増進します。
レシピに表記されているきゅうり一本分は、あっという間になくなってしまいました。
このマリアージュは夏の暑さと、急激な温度変化について行かれずに、疲れていた体に活力を与えてくれました。
飲み疲れしないのに、旨味だけが体に沁みて残る。
これは豆板醤のなせる技かもしれません。
今回いただいた「純米酒 秋あがり 浦霞」は、秋の日本酒でした。
程よく熟成し、しかも重くなく、加熱していない生の日本酒の強さも残っています。
ワインで言えばミディアムボディタイプをお好みの方が好まれるお酒かもしれません。
それでも、お酒の好みに関わらず、この秋あがりはどなたにも好まれることと思います。
それは旬のお酒のなせる技かもしれませんね。
「きゅうりと魚肉ソーセージの豆板醤炒め」は珍しい組み合わせですが、簡単ですので是非お試しください。
火を通したきゅうりのおいしさを知っていただけたら嬉しいです。
日本では旬の食べ物が体に良いと古くから言われてきました。
今回「秋あがり」をいただいてみて、日本の食文化が四季と共に発展してきたことの素晴らしさを再認識しました。
秋の夜長は美味しい日本酒と共に・・・
☆ 今回のお酒を買うならこちら
純米酒 秋あがり 浦霞 |
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