【家飲みレシピ】夏のアイテム「刈穂 六船」に旨味たっぷり「砂肝と椎茸の生姜煮」

 

こんにちは

このブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、「砂肝と椎茸の生姜煮」と、この季節限定のお酒「刈穂 夏純米吟醸 六舟-Summer Mist-」をご紹介いたします。

 

Contents

○米作りの光景が浮かぶ「刈穂 夏純米吟醸 六舟-Summer Mist-」

今回は少しだけ贅沢をして、百貨店で日本酒を購入してきました。
久しぶりに行くデパ地下で見る酒瓶の陳列棚はキラキラしています。

商品に触らないようにしながら、吟味しつつ選んだお酒は秋田県の秋田清酒の「刈穂 夏純米吟醸 六舟-Summer Mist-」季節数量限定品です。
夏を感じさせる瓶やラベルデザインもそうですが、「刈穂」という名前にも惹かれたからです。

「刈穂」で思い浮かんだのは、「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ」という天智天皇の和歌。
日本酒を作る田んぼの光景が目に浮かぶような刈穂の和歌に、梅雨・七夕・そしてSummer Mistと、私としては情緒あふれるキーワードが全て「整いました!」な気持ちで購入しました。

後で調べてみたことですが、秋田清酒さんには関連会社が2社あって、「刈穂」はその関連会社の一つ「刈穂酒造」で作られているそうなのですが、この「刈穂酒造」の名前はその和歌からとったのだそうです。

さて、何を作ろう、食べよう、帰る道すがら考えたのが「砂肝と椎茸の生姜煮」。
火入れ一回、伝統の槽掛けしぼりで上槽したお酒を、おりがらみのまま瓶詰めしたというこのお酒には、甘辛醤油に生姜味と、昔ながらの日本の味が合うのではないかと思ったからです。

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○たっぷり生姜で、冷房疲れした胃も暖かくなる「砂肝と椎茸の生姜煮」

焼鳥屋で食べる砂肝の串焼きは、銀皮(砂肝を包んでいる外側の銀色の皮のこと)を全て剥がして下処理をしていますが、家庭で料理する時にはそこまで丁寧にやらなくても、十分美味しくいただけます。

また、この料理は3日目ぐらいになると砂肝の味が馴染んで佃煮っぽくなり、さらに美味しくなります。
沢山作ってお酒のあてにストックしておくのもお勧めです。

「砂肝と椎茸の生姜煮」レシピ

材料(2〜3人分)

sunagimo-shougani_materials

砂肝:230g(6塊)
椎茸:3枚
生姜:40g

<調味料>
酒:大さじ2
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1
甜菜糖(砂糖):小さじ1(

山椒の粉:少々

作り方
① 砂肝は塊を真ん中で2つに切り分け、外側の白くて硬い部分を切り落とし、更に半分に切る。
② 生姜は千切りにし、椎茸は厚めにスライスする。

sunagimo-shougani_materials2

③ 砂肝と生姜、調味料を全て入れて、材料が被るぐらいの水を加えて煮る。
④ 煮立ったところで灰汁をすくい、椎茸を加えて弱火から中火で汁気がなくなるまで煮詰める。

sunagimo-shougani_boil

⑤ 煮上がったら山椒の粉を振りかけて出来上がり。

sunagimo-shougani

<この料理のコツ>
・砂肝のコリコリした歯触りが好きな方は、銀皮を全く処理しなくても問題ありません。
・みりんや砂糖の甘みによって味わいが変わるので、味見をして好みの味に仕上げてください。
・煮上がりの最後に追いみりんをして、鍋を返して煽ると、照りが出てより美味しそうになります。

 

○「旨味が旨味を引き出す」まさに日本酒と料理の相乗効果

kariho_sunagimo-shougani

この茶色の煮物は日本の家庭料理の色ですね。
今回は常温でなく、冷やにしてみました。
色味は、白濁したところにわずかに黄味がかって見えます。

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それでは「刈穂 夏純米吟醸 六舟-Summer Mist-」をいただきます。

まずは、「濃い」という感覚が最初に来ました。
しっかりとした吟醸香があり、おりがらみの若さと辛さがアルコールの強さでピリッと洗練されて、煌いている印象です。
アルコールが鼻に抜けた後、その爽快な辛さが少しの酸味を伴って旨味として口の中に残ります。
夏の朝の霞-Summer Mist-ですね。
私はその背景に、山の木々の朝の息吹も感じました。

お料理はいかがでしょうか。

砂肝のコリコリとした食感に、噛むごとに甘辛い醤油味が滲み出し、山椒の香りと生姜の風味が臓物独特の味や香りを美味しくまとめています。
椎茸については言うまでもなく、プルプルの食感とその旨味がたまりません。

そのあとで口にする「刈穂 夏純米吟醸 六舟-Summer Mist-」。
砂肝の微かな血の香りで吟醸香が柔らかくなった分、アルコール分がさらに強く感じられ、お酒が口の中を流れていく感覚になります。
生姜でほのかに暖かくなった胃に、冷えたお酒が心地良く、なんとも気持ちの良いお酒になってきました。

さらに椎茸を口にした後で飲むお酒は感動的な味わいです。
「火入れ1回」「おりがらみ」「槽掛けしぼり」と、手を入れすぎないフレッシュで濃醇な日本酒の旨味を強く感じます。
椎茸の「旨味」が日本酒の「旨味」をさらに引き出したようです。
旨味効果で辛口のお酒が一口飲むごとにふくよかになり、米に戻っていくようです。

加えて、山椒の香りが強く口のなかに残っている時には、おりがらみのあらあらしさが滑らかになり吟醸香が強くなります。

この「六舟-Summer Mist-」は、「砂肝と椎茸の生姜煮」のどの素材と合わせても、その度に新しい発見があり、そこにまた違う日本酒の要素がヒョイと顔を出して楽しめるお酒だと思います。
合わないということのない、病みつきになりそうな組み合わせです。

合う」「美味しい」「旨い
この言葉が、食べる、飲む度に出てきます。

「刈穂」の歌にあるように米作りから始まり、多くの工程を経て醸された日本酒と作り手たちに感謝です。

皆様もこの時期にしか味わえない、日本酒を探して飲んでみてはいかがでしょうか。
その若々しさと爽やかさに力をもらえる事と思います。
また、今、この時期だからこそ、充実した家飲み、晩酌の時間を作れるともいえますね。

食事から爽やかに元気に夏を先取りしましょう。

 

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