【家飲みレシピ】宮城のササニシキで造られた「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」が演出する「ホタテの西京焼き」の旨味と香り

 

こんにちは

このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、宮城のササニシキで醸造された「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」とホタテの香りと旨みが凝縮された「ホタテの西京焼き」をご紹介いたします。

 

Contents

○ササニシキで造られた純米大吟醸「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」

再びのコロナ禍による制限措置。
いつまでたってもこの閉塞感は馴染めませんね。

反対に馴染んだ事といえば、家にいて晩酌を楽しむ事
これまでは外で会っていた友人達とも、家でゆっくりとお酒を嗜む時間が増えました。
人とのコミュニケーションが気薄になってしまいがちなこのご時世に、家飲みが繋ぐ効果は絶大です。

さて、今回紹介するお酒は「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」です。
仙台の親戚から頂いたもので、ぜひここ「日本酒search」で皆様に紹介したいと思います。

ササニシキといえば農林水産省が指定する「銘柄米」です。
近年、多くのブランド米が登場している中、私の記憶の中では、かつて、米といえばコシヒカリかササニシキでした。

酒造りに酒造好適米と言われる米を使わずに、ササニキを使うのかと裏ラベルを見てみると、なんと精米歩合40%
ササニシキは軟質米なので酒米には向かなかったようですが、そこは宮城県のプライドと技術を持って磨き抜き醸したのだと、杜氏たちの強い思いを感じます。

 

 

○旨味を閉じ込めてさらにU P「ホタテの西京焼き」

個人的な思い出になりますが、幼少期から私は母の故郷である仙台に毎年のように行っていました。
夏の記憶は仙台、長距離列車の思い出も新幹線が通る前の「特急ひばり号」。

その中で食べた冷凍みかんや、駅弁、小さなカップに注ぐと必ずこぼしてしまうお茶と、思い出が蘇ります。
その道中、子供ながら感動的に美味しかったのが、ホタテの干し貝柱でした。
噛むほどに味が出る、それをお酒のあてにしていた親の姿を「私もいつか・・・」と思いつつ眺めていました。

その思い出と共に、「ホタテが食べたい。しかもあの干し貝柱のような。」との気持ちが募りました。
そこで魚の旨みを引き立てる西京焼きを作ることにします。

普通の味噌漬けも考えましたが、この純米大吟醸と合わせるには、帆立の素材の白さ、そのビジュアルもそのまま欲しいと考え、白味噌を使うことにします。
さて、どんなマリアージュになるでしょうか。

「ホタテの西京焼き」レシピ

今回は「冷凍生ホタテ」を使います。
ついでに冷凍庫にあった冷凍ロールイカを一緒に調理してみます。

材料(2~3人分)

冷凍生ホタテ:大3
冷凍ロールイカ:1カット

<調味料>
西京味噌:大さじ2
酒:大さじ2
砂糖(甜菜糖):大さじ1/2

作り方
① 調味料を合わせて良く混ぜる。

② イカはロールが平らになるぐらいまで解凍したところで、表面に斜め格子状に細かく切れ目を入れる。

③ 冷凍ホタテは表面の水分が溶けるぐらいまで自然解凍して、軽く水分を拭き取ったら、半量の調味料と共にビニール袋に入れて冷蔵庫で1〜2日漬ける。

④ イカは残りの調味料を両面に塗って、ホタテと同様に冷蔵庫で1〜2日漬ける。

⑤ 表面についた味噌をキッチンペーパなどで軽くふいて、加熱蒸気オーブンで15分ほど焼く。
フライパンで焼く場合は,フライパンにキッチンペーパーをひいて焼くと良い。
グリルで焼く場合は焦げつかないように、途中でアルミホイルをかぶせる。

⑥ 表面に焼き色が付いたら出来上がり。
イカは食べやすい一口サイズにきる。

<この料理のコツ>
・ホタテのサイズにより漬け時間は変わりますが、小さいサイズで1日と考えてください。
・西京味噌がない場合は普通の味噌でも美味しいです。その場合は砂糖を多めに、お酒を多めにして焦げ付きに注意してください。
・調味料が少ないときのお酒は調理酒を使うより、安くても飲料用の日本酒を使ってみてください。

 

○磨かれたお酒「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」が醸す魚貝の香り

それでは「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」をいただきます。

澄んだ水のような清涼な香りがします。
純米大吟醸なので、最初から押し寄せてくる吟醸香を想像していましたが、予想に反して謙虚な香り
上品さが漂います。

口に含んだ瞬間は柑橘系にも近いようなフルーティーで爽やかな香り
その後、香りが口の中で甘く強い芳香を伴ってフワッとドラマチックに広がります。

甘みのある旨味と、上顎に残る香り。
雑味のない、フレッシュできれいなお酒です。

若干感じる酸味は、一ノ蔵の甘みと絶妙なバランスをとりながら、サラリと体の中に染みていきます。
ササニシキのお米はこういう感じだったと、改めて思い起こしました。

このお酒は、これまで生原酒で販売していたものを、火入れをしてから出荷しているという宮城県限定品です。
アルコール度数も15度なので、よりクリアに感じるのかもしれません。

飲みやすく、万人に好まれるお酒です。

 

それでは「ホタテの西京焼き」からいただいてみます。
予想通りホタテの香りが凝縮されています。

さらに予想外だった事は、貝柱の崩れる感じが、あの干し貝柱によく似ているのです。
干し貝柱は噛んで貝柱を分解する感じでしたが、こちらはほろりと崩れて旨味を含んで柔らかい。
干しと生の良さを併せ持った食感で、つまみとしての楽しさを備えています。
西京味噌の甘さと優しさ、香りが、ホタテの旨味を極上の甘さに仕上げました。

その後にいただく「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」。
サラリとホタテ味を流すかと思いきや、逆にその香りが強くなり、まるでホタテのお出汁をいただいているかのようです。

「イカの西京焼き」もいただいてみます。
厚みのあるイカ(チリ産アメリカオオアカイカ)なので、弾力がありイカの甘みが詰まっています。
表面に纏っている西京味噌の上品な香りでオツな一品に仕立てています。

その後の「一ノ蔵 ササニシキ 純米大吟醸」は香りこそ少し弱くなりましたが、その分味が滑らかに変化しました。
その後で再びイカを食べてみると、イカの旨味がぎゅっと凝縮されています。

このお酒は、そのまま食前酒としても行けますが、食中酒として素材の旨味や美味しさの特徴を引き立てます。

さすが、米どころ、お魚の美味しい地域のお酒ですね。
満足感でいっぱいになりました。

 

生の良質な帆立貝は、私の住む東京では値段も高く、手に入りにくいものの一つです。
それでも時には冷凍ものが出回っていますので、見つけたら是非購入して、ひと手間かけて美味しく召し上がってみてください。

日本酒の味わいが広がり、会話もまた弾むことになると思います。
美味しいものをその土地に食べに行けるまでもう少し、美味しさを楽しめる喜びを集めていきましょう。

 

☆ 今回のお酒を買うならこちら

一ノ蔵 宮城県産ササニシキ100% 純米大吟醸 720ml

 

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