【家飲みレシピ】ワイナリー巡りで購入した「笹一純米生」に辛子蓮根ならぬ「甘し蓮根」でこっくりシャッキリ

こんにちは

このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は、「笹一 純米生」と「甘し蓮根」をご紹介いたします。

 

Contents

○ワイナリーが醸す日本酒「笹一 純米生」

新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆さまは良いお正月を迎えられたでしょうか。

さて、私は、昨年の晩秋の頃、バスツアーで山梨県のワイナリー巡りをしてきました。
一日で4件ものワイナリーをめぐるという欲張りなツアーでした。
ワインも大好きな私は、飲み比べや試飲と沢山のワインをいただき、ツアーの後半は些か食傷気味になっておりました。

そのツアーの最後のワイナリーがワインも醸造する日本酒の酒造。
それが笹一酒造でした。
ワインの新酒と同じ時期に出る日本酒の新酒をいただいた時は、葡萄の香りにどっぷりと浸かっていた心身が一新された心地になりました。

入り口には新酒が出来たことを知らせる杉玉が飾られ、店内には純米初しぼり生が並べられているのを見ると、気分が上がります。

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この日は、欲張ってワインを買い込んでしまい荷物もいっぱいでしたので、初しぼりは断念し、可愛いサイズの「笹一 純米生」を購入しました。

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また、この同時期に熊本産の馬刺しを友人からいただきました。
熊本の馬刺しには、濃く甘い醤油がついてきます。
私も初めてこの醤油もいただいた時は、その濃さにびっくりしましたが、薬味のニンニクや生姜と一緒に馬刺しにつけると、なんとも深い味わいになるのです。

その醤油を眺めているうちに思いついたのが、辛子蓮根の形を模したメニュー。
命名「甘し蓮根」。
蓮根には甘い醤油をたっぷり吸わせて、辛子の代わりに豚肉を詰めて、そのままお惣菜にもなる料理を作りました。

純米生と濃い味わいのおかずとのマリアージュを試してみたいと思います。

 

○簡単なのに手がかかって見える「甘し蓮根」

蓮根の穴に豚肉を詰めるので、なるべく太く穴の大きい蓮根を選んでください。

「甘し蓮根」レシピ

材料(4〜5人分)

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蓮根:大10センチ程度
豚肉(小間切れまたは切り落とし):100g
長ネギ:大さじ4(豚肉と同量程度)
<調味料>
馬刺用の醤油:大さじ6
或いは以下のAの分量で調味してください。
A
醤油:大さじ4
酒:大さじ2
砂糖(甜菜糖):大さじ2
白だし:大さじ1
B
塩胡椒:少々
片栗粉:小さじ1

作り方
① 蓮根の穴を壊さないように縦半分に切り、ピーラーで皮を剥いてから7mmぐらいの半月切りにする。

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② 馬刺し用の醤油、またはAの調味料に蓮根をつける。
途中で裏返して合計1時間ぐらいつけておく。

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③ 豚肉は包丁細かく刻み、長ネギはみじん切りにする。

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④ 豚肉と長ネギを合わせ、Bを加えて良く混ぜる。

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⑤ 浸かった蓮根の穴に④を詰めていく。
この時、多少はみ出てもぎゅうぎゅうに詰めた方が、仕上がりが綺麗になる。

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⑥ 蓮根の断面がきれいな面から焼いていく。
焦げやすいので弱火から中火で焼き、焼き色がついたところで裏返し、蓋をして蒸し焼きをする。

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⑦ 蓮根に透明感が出てきたら焼き上がり。

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<この料理のコツ>
・豚肉は粘りが出てくるまで混ぜるとネギのまとまりも良くなります。

 

○まちがいのない美味しさ「笹一 純米生」の変化を楽しんでみよう

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お正月のおせちの残りのリメイクレシピとしても活躍出来そうですね。
少量のお肉で見栄えのよいお料理になります。

それでは、「笹一純米生」を軽く冷やしていただきます。
蔵元で購入しただけあって、製造年月日は21年11月でした。

まず、爽やかでフルーティ、しかもどことなく甘さを秘めた香りが漂います。
一口いただいくと、鼻から入る香りと、それとは逆に鼻腔から抜ける香り。
口元だけなのにフワッとその香りに全身が包まれる感覚になります。

味の方は、2つの香りが心地よい辛口
舌に残る辛味と僅かな苦味は生酒のせいでしょうか。
アルコール度数は15~16度とそれほど高くはないのに、口中に残るアルコールの香りが尾を引きます。

ここの酒造はワイナリーツアーに組み込まれているだけあり、ワインも醸造しています
自然と、ワイン好きな人にも好まれるような日本酒に仕上がっているのかもしれません。
女性に好まれるのはもちろん、生酒の力強さで男性にもおすすめできるお酒になっていると思います。

さて、「甘し蓮根」をいただいてみましょう。
フレッシュな生酒の後にいただく「甘し蓮根」。
甘く濃い醤油の味と豚肉から滲み出た油が相乗効果となって、こっくりとした美味しさを作り上げています。

そこに、焼いた蓮根のシャリッとややねっとりとした歯触り。
甘い醤油が染みた豚肉にネギの苦味と香り、その相乗効果で旨味と心地よい食感が口の中に広がります。
肉の量も蓮根の穴の中に入れるぐらいの少量が適量だったと思います。

うまいうまいと食べ切らないうちに、「笹一 生純米」に戻ります。

フルーティーな香りはすっと鳴りをひそめ、米の香りが酸味を少しともなって顔を出してきました
一瞬、フレッシュなこの純米生酒はこのコックリとした「甘し蓮根」に負けたかなと思いましたが、そんなことはありません。

香り高く爽やかだったお酒が、どんどんキリッと整ってきました
加えて旨味もわかるようになります。

濃い味のものにこのお酒は合うだろうかという一抹の不安があったのですが、決してお料理に負けないお酒です。
実は酒造の店員さんから、「お魚が合います」と勧められていたので、このレシピはどうかなと思っていました。

ところが、「笹一純米生」はゆるゆると表情を変えつつ旨味を増していく。
これが日本酒の面白さ、奥深さだと再認識しました。

このお酒の後に再び口にする「甘し蓮根」は肉の味が際立ってきました。
「笹一 純米生」はお魚だけでなく、お肉にも合うお酒でした。

読者の皆様も新年でお酒を召し上がる機会も多いと思います。
食事と共にマリアージュを楽しみつつ、充実した家飲み時間をお過ごしください。

今年が皆全ての方に幸多き年になりますように。

 

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