茅場町散策。東京証券取引所を見て思った、経済と経営のこと

 

こんばんは。
このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

さて、今回は、茅場町にある「WA CAFE AIM」さんと、茅場町を散歩したときのお話です。

 

訪れたのは、昨年の11月中頃。。。もう、2か月近くも前のことなんですねぇ。

この頃は、関西旅行の記事がもうすぐ終わるから、12月には載せられるかなと思っていたのですが、予想というか、期待に反して、書くことがいろいろとあったため、2017年の年末まで書き続けることになってしまい、年が明けて、その時から2か月も過ぎてから記事になることになってしまいました。
どうにも、歴史が絡むとあれこれ調べてしまい、書くことが増えちゃうんですよね^^;

 

Contents

〇 痛風治療で茅場町へ

それはさておき、話を戻して、2017年の11月中旬。この日は、2か月に一度の、痛風治療の通院の日でした。

知っている方は知っているかと思いますが、痛風は血液中にある極小の針のような形をした尿酸が増えて、それが関節部など、血の流れの滞りやすいところにたまって発症する病気と言われておりまして、発症すると、多くは足の親指に激痛が走る病気です。

管理人は、今から10年ほど前に、足の親指ではなく、踵に初めて発症いたしまして、その後3回ほど再発して、昨年からは膝に発症するようになっています。
よく、「風が吹いても痛いから痛風という名前になった」なんてことが言われまして、初めて発症したとき、会社の人に「ふーふー」されて、「痛い?」とか聞かれましたけど^^;
痛みがピークの時は風が吹かなくても痛いです。

人によっても違うのかもしれませんが、管理人の感じでは、その痛みは何かが触れた時は強い打ち身の痛み、触れないときは、うずくような鈍い痛み、といった感じでしょうか。
普通に歩くと強い痛みが走るので、杖を突きながらちょっとずつ歩かないと歩けなくなってしまいます。

この痛風の原因ですが、一般には、いいものを食べてビールを大量に飲むとかかる贅沢病、と言われたりします。
ネットで調べると、歴史上の人物でも、マケドニアのアレクサンダー大王から始まって、フランク王国のカール大帝、モンゴル帝国のフビライ・ハン、フランスのルイ14世などの大国の絶対権力者がかかっていた、なんてことが出ていますが、実際はどうだったのでしょうか。

痛風の発作のメカニズムはまだ完全には解明されていないそうですが、やはり、生活習慣が大きく影響するようで、高カロリーの食事、運動不足、肥満が続いて、そこに強いストレスがかかると発症するようです。

最近よく言われ、管理人も経験上それは正しいと思うのですが、「高カロリー」「肥満」がポイントで、高カロリーの食事(昔と違って、現代はお金のない人ほど、カップラーメンやインスタント食品などの高カロリー食品を食べることを余儀なくさせられ、お金のある人の方が健康的な食事ができるように思います)によって、脂肪が蓄積されて肥満になり、そうすると内臓が脂肪に圧迫されて正常に働かなくなり、強いストレスがかかったときに症状が発生するみたいです(管理人の場合はこれ)。

そのため、現在、お医者さんからは、1日の摂取カロリーを1,700kcalまでにして、体重を70kg未満にするように指示されています。。。1,700kcalなんてあっという間に摂ってしまうんですけどねえTT
やはり、20代にお酒飲みすぎたのかなあ。。。みなさんも、生活習慣にはお気を付けください^^;

 

〇 血液検査の結果待ちの間に日本酒の飲めるお店探し

さて、そんなわけで、痛風治療では、血液検査で血液中の尿酸の量、尿酸値を計測し、薬などでその値を減少させ、低く保つようにします。
そのため、病院に行くとまずは血液検査のために血を抜かれるのです。

で、検査結果が出るまでには1時間30分ほどかかるのですが、せっかくそれだけ時間があるので、お店探しと、運動不足解消を兼ねて、茅場町をあちこち歩いてみることにしてみました。
別の記事でも書いたことがあるかもしれませんが、管理人、4年ほど前まで茅場町周辺にある証券会社で働いていまして、茅場町はそれなりに土地勘のある街です。
まあ、当時も夜遅くまで働いていた&給料低かったので、あちこちのお店に行ったことがある、というわけでは全然ないんですけどね^^;

 

〇 旧ライブドア証券

病院は、平成通りという、昭和通りのさらに東側を走っている道路からちょっと入ったところにあるので、この平成通りを北東の方に歩いてみることに。
この通りを少し歩くと、

堀江さん(ホリエモン)のライブドア証券があった建物があります。
思えば、ライブドアショックからもう干支が一巡してるんですね。

管理人もライブドア株持ってまして、本当に紙切れになりました。
上場廃止になった後、表彰状のような株券を受け取って、その後、証券会社に勤めるようになって、自分の会社に株券を預けた憶えがあります。

 

〇 東京証券取引所

平成通りをさらに進むと、

東京証券取引所があります。
「JPX(JaPan eXchange)」の文字が、でかでかと掲げられていますが、これは、東京証券取引所が2013年に大阪証券取引所と合併して、「日本取引所グループ」傘下の取引所となったことによるものです。

この「日本取引所グループ」が誕生したことを受けて、「日本取引所(JPX)」の名前を浸透させるために、「JPX日経インデックス400」という指数が作られました。
そして、この指数を「日経平均」「TOPIX(TOkyo stock Price IndeX、東証株価指数)」に並ぶ日本の株価の水準を示す指数にしようということで、この指数に連動するETF(Exchange-Traded Fund、上場投資信託)が、2014年に東京証券取引所に上場されてました。
おそらくは、その関係で、「JPX」の下に「上場投信」「東証ETF」という文字が躍っているのかと思われます。

 

その「JPX日経インデックス400」のETFが上場されたとき、管理人は証券会社で投資信託の採用を決定するなどの仕事をしていまして、このファンドの採用手続きなどを行わされました。

投資信託の採用というと、いろいろなデータを収集して、統計学を使ってパフォーマンスが出そうな投資信託を厳選採用する、なんていうイメージがあるかもしれませんが、実際には、そういうのは本当の採用理由に正当性を与えるためにかなり恣意的に操作したり、または、参考程度に使われるものでして、ほかの会社も似たようなものなのかもしれませんが、管理人がいた小さな証券会社では、投資信託会社の営業力(接待だったり人間関係だったり、その他いろいろなもの)によって採用が決まっていました。

「JPX日経インデックス400」という指数は、ROE(Return on Equity、自己資本利益率)という、企業が投資家から受け入れた資金に対して何%の利益を出しているか、という、投資家にとっての投資の効率性を示す数値が高い企業の株式を組み入れて計算されている指数です。
この指数が作られた当時は、これからは日本企業も海外と同様にROEの良い企業が評価されるようにしなければならない、ということが言われていました。

それから4年以上が経ち、2017年3月の日経新聞では、「2016年度はROEが8.3%と3年ぶりに上昇する見通し」と報道されていましたが、私たち庶民の目に映るのは、好決算を続けながらも従業員の実質所得はほとんど改善せず、利益剰余金がたまっていくだけの現実のみ。

要は、上場企業では、利益を大幅に増やすようなビジネスや投資案件を見つけることができないということで、この状況を何とかしない限り、この状況は変わらないのでしょう。
管理人が思うに、世の中、面白いサービスや商品、技術なんてたくさんあるのに、お金持ちたちは、リスクだとかコンプライアンスだとか、輸入された概念を表面上だけ理解してそれに沿って行動するから委縮してしまい、積極的な投資ができなくなっているんじゃないのかな、なんて思います。

 

〇 経済と経営について管理人が思うこと

そもそも、管理人はROEとかPER、労働生産性とかいう効率性やら生産性やらの指標が好きではないし、胡散臭いなと思っています。
教科書的には、こうした数値を向上させることが企業経営では大切で、この数値を高くできる経営者が有能とされるのですが、こういう、%で示される数値というのは、とかく、弊害を生み出すもので、例えば、「労働生産性」は労働員一人が生み出す付加価値額を表し、この数値が高ければ高いほど、その会社の生産性は高いとみなされるのですが、その算式は

労働生産性 = 付加価値額 / 従業員数

となっています。

普通に考えれば、「付加価値額」、誤解を恐れずに行ってしまえば、売上や利益を上げればこの数値は上昇するのですが、今の世の中、売上や利益なんてそんなに簡単に上がりません。特に大企業になると。

そこで、この数値を上げるために分母の「従業員数」を小さくするのです。
売上が100としたとき、従業員が50人であれば、労働生産性は100/50=2ですが、分母の50を小さくして、例えば10にすると、100/10=10で数値が5倍になります。
従業員を減らすのは、企業にとってはそんなに難しくありませんから、売上や利益を上げる能力のない経営者は従業員を減らして生産性を向上させたように見せかけるのです。

 

たしかに、数字上は効率が上がったように見えますが、従業員が減らされれば、当然減らされた人の仕事は残った人に振り分けられるだけで、決してその人の生産性が上がるわけではありません。
管理人がそうですが、給料は上がらないまま、残業に次ぐ残業をして、痛風を発症して、なんとか、足りない人の分まで仕事をしているだけです。

株価のための単なる数字合わせで、ある人は職を失い、ある人は健康や幸福を犠牲にさせられて仕事をしている。
「科学的経営」と世の中で言われているものの正体は、株価のための数字いじりに過ぎない。
だから格差が拡大し、世の中に閉そく感が漂っている、というのが管理人の考えです。

 

だから、管理人は、効率性やら生産性は大切ではあることは承知していますが、そうした指標が嫌いで、そういう数字の表面的な改善だけで、その後ろにいる人のことを考慮しない「科学的経営」というものも嫌いでして。
そういうものに支配された今の企業というのは、人に寄り添った新しい思想を持つ新しい企業にとって代わられていくのではないか、いや、とってかわられるべきだと思っています。

と、まあ、思いはするものの、やはり、まずは生きていないと何もできず、低賃金だと生きていくので精一杯。
なかなか、自分で起業して、新しい思想を持った企業を創り広げる、というのを実現するのは難しいですね。
あれこれ人を批判していますけど、自分でいざビジネスしてみると、売上なんて全然あげられませんし^^;

 

。。。さて、今回の記事、全て書ききったら、7,000字を超えてしまいまして、少し長くなりすぎましたので、申し訳ありませんが、続きは記事を改めさせていただきますね^^;

 

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