福岡のそばと、奈良の日本酒。「中洲・仁伊島」のそばと春鹿

 

福岡の特派員Nです。
今回は、中洲のおそば屋さんの現場からお伝えします!

 

〇 中洲の手打ちそば

博多はうどん文化、おそばのおいしい店は少ないと言われたりします。
かつて、東京から転勤してきた上司から「おいしいおそばを食べさせてくれるところを教えてくれ~」と懇願されましたが、思い当たるお店がなく困ったことがありました。
あの頃、このお店を知っていたら。。。と悔やまれます!

「中洲・仁伊島」(にいじま)です。
http://niijima1909.com/
(注意:同じく中洲エリアにある「仁伊島総本店」は別のお店です。名前が似ているので、お間違えの無いように!)

昨年末に移転して、真新しい店構えになりました。店先にメニュー表が書いてあり、明朗会計なのがとってもうれしいところです。

明治42年創業、109年の歴史があるおそば屋さんで、現在の当主は4代目とのこと。
着物姿の女将さんが接客を担当し、ご主人は奥の調理場を担当されています。
今回は、2軒目で訪れたのですが、お腹は満たされているはずなのに、すぐにおそばを食べたくなります。
そして、日本酒もいただきたくなります。

 

〇 「春鹿 純米」辛口の限定酒をいただきます

日本酒の注文は、好みの雰囲気を伝えると、女将さんが「じゃあ、これは?」と提案してくださいます。
定番のもの、珍しいもの、冷やならコレ、熱燗なら・・・という具合。

「春鹿 純米超辛口 中取り 限定酒」(今西清兵衛商店/奈良)を「冷や」でいただきます。
「限定の、おいしいのやけんね」とのこと。

超辛口は、春鹿で一番人気。
「中取り」は、日本酒を搾る際に、最初に出てくる荒い味の部分と、最後の圧力がかかった雑味がある部分をのぞいたところのことで、通常の醸造工程とは異なる別仕立作業で造られ、量が限られているため、このお酒は『限定』なのです。

九州の蔵元の日本酒は、辛口と言えど、どうしても甘味があるものが多いのですが、「春鹿 純米超辛口 中取り 限定酒」は、しっかり辛口でキレがあるのに、日本酒らしいコクもあって、すっきりしつつ、旨みを味わえました。
辛口のキレが、飲んでも飲んでもニュートラルに戻してくれるから、いつまでも飲める感じがしました。

蔵元の株式会社今西清兵衛商店は、遥か昔、8世紀から春日大社の神官として、御神酒を醸造してきた名家とのことで、その味はお墨付き、このお店「中洲・仁伊島」をはじめ、全国にファンがいらっしゃいます。

 

〇 そばと日本酒

ご主人が毎日打つ、シンプルな「ざるそば」です。
「春鹿 純米超辛口 中取り 限定酒」との相性はといいますと・・・

日本酒 →超辛口でキレがありつつ、コクがある
おそば →甘めのつゆに、太めの麺がよくからむ

なので、おそばを食べると口の中に甘味が広がりますが、そこに超辛口の日本酒のキレがスパっと入ると、旨味を残しつつ、さっぱりして、また次、また次、とおそばも日本酒もすすみます。
酒の肴としておそばを食べている感覚にもなれますし、逆に、おそばの旨味を引き立てるために日本酒をいただくという感覚もアリ、です。
相性は抜群でした。

 

〇 女将から聞いた“ひなた酒”

女将がふとこんなことを話されました。
「この前、男性のお客さんが、『ぬる燗じゃなくて、なんだっけ…』と言われるから、『それ、ひなた酒ですね』って言ったら、『ああ、そうそう!言い方を忘れてた』って。最近、あんまり言わんけんね」

えぇぇ、それ初めて聞きました!と私が言うと、
「ぬる燗とは、ちょっと違う。ひなたに置いといたくらいの熱さってことね」と女将。

若い頃は「冷や」と「熱燗」しか知らず、その後「ぬる燗」を知って満足していた私。。。まだまだお燗の段階があったなんて!
これって、みなさんご存じの言葉なのでしょうか?

試しに、インターネットで調べてみますと、お燗の名称がたっくさんあることを発見!
冷たいほうから、「雪冷え」「花冷え」「涼冷え」「常温」「ひなた燗」「人肌燗」「ぬる燗」「上燗」「熱燗」「飛切燗」というのがあるそうで。。。まったく認識しておりませんでした。
手軽に燗酒が楽しめる「家庭用酒燗器」には、12段階の温度調節ができるのもあるんですね。びっくり。
飲む人の好みやお料理、それぞれに合わせて温度を調整するなんて。
日本酒の繊細さ、奥深さを改めて再認識しました。

今回は「春鹿 純米超辛口 中取り 限定酒」を冷やでいただいたので、次に来るときは、“ひなた酒”に合う銘柄を女将にお願いしたいと思っています。
お酒も、食べ物も、お店で教えてもらうことがこんなに多いとは!

以上、中洲の感激の現場から、お伝えしました~

 

  もしお気に入りいただけましたら、投げ銭などしていただけると、大変、嬉しいです♪
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