行者じゃ、ぎょうざじゃ!福岡中洲「宝雲亭」の餃子と西の関

 

福岡の特派員Nです。
今回は、“餃子”の現場からお伝えします!

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○ 博多の餃子といえば

全国的に餃子といえば宇都宮なのでしょうが、福岡にもおいしい餃子がたくさんあります!

今回訪れたのは、福岡の繁華街・中洲
中洲中央通りという名の大通りから入ると、魅力的な飲食店が並ぶ細い通りがあります。

いま人気の辛麺の「桝元」のお隣
赤いのれんが、昭和24年創業の老舗餃子店「宝雲亭(ほううんてい)」です。

提灯の「餃子」に吸い込まれるようにお店に入っていきました。
カウンターとテーブル、30人ほどがキュッと入れるコンパクトな店内です。

メニューも実にシンプル。
博多の餃子専門店はだいたいこのような感じで、
サーっと食べてサーっと次の店に行く感覚。ファーストフードですね~

今回は、4人で訪れまして、待ち合わせ時間に行った私を待たずして、他の3人はすでに飲んでいた。。。
「もう、注文しとうけんね。とりあえず、ニラ玉と餃子でよかろ?」
(=もう注文してるからね。とりあえず、注文はニラ玉と餃子でいいでしょう?)
ということで、運ばれてきたのがコチラ!

なんていい眺めなんでしょうー!
ニラ玉2皿と、餃子は80個!
お皿が小さい訳ではないのです。乗ってるほうが多いんですね~(笑)

ところで、餃子が小さいことにお気づきでしょうか?
一般的な餃子よりもサイズが小さい「一口餃子」が博多の餃子屋さんの定番です。
同席していた食通のおじさまに尋ねてみたら、
そりゃ、酒飲みが一口で食べたいけんたい。大きいとやったら、つまめんやろうもん
(=それは、酒飲みの人が、一口で食べたいからだよ。大きいのが出てきたら、つまみながら飲めないでしょう)
とのこと。

通常の餃子の大きさだと、一口で食べて飲むには大きい。
だからといって、かじった餃子のかけらを再び皿に戻すのは美しくない、ということらしいです。

 

○ 一口食べて、一口飲む!

では、この繰り返しを実践してみたいと思います。
メニューには「日本酒」とのみ記載されていますが、
銘柄は、看板にもあったように「西の関」(大分・萱島酒造)です。

表面張力&表面張力(笑)
なんというサービス!
口から迎えに行く、の繰り返しです(笑)

飲んでみてわかったのは、「やや甘口」の「常温」であること!
常温ですと、日本酒の、日本酒らしい味わいが感じられて、懐かしい感じさえします。

餃子との組み合わせは、とても良かったです。
そりゃ、老舗餃子屋のメニューにあるお酒ですから、合わないはずがないわけでして。

 

○ ニンニクは入っとらんよ

宝雲亭の一口餃子には、ニンニクは入っていません
合い挽きミンチ肉に、甘い玉ねぎ、ニラ、のみ。
ニンニクはこのお店の皮に合わないらしいです。

そして蒸し焼きされた餃子を、
地元の醤油で作られたタレと、自家製の赤いゆずごしょうでいただきます。

甘みのある餃子に、ゆずの香りと、唐辛子のピリっとした辛味。
そこへ、常温の日本酒「西の関」。
誰も負けない。誰も勝たない!
個性の強い面々が、餃子をセンターに置いて、集結した状態です。

その融合する感じがおいしくてたまらず、
餃子1個、日本酒ひと口、餃子1個、日本酒ひと口・・・とエンドレス
ずーっとおいしさもエンドレス。

博多の一口餃子は、だいたい一人で20個は食べます。
熱々もおいしいけれど、冷めても皮のパリっと感がおいしいです。

ふと店内を見渡すと、絵がかかっています
店主の好きな絵なのかな~と思ってよく見てみると・・・

「宝雲亭」の文字!
博多が生んだ天才絵師・西島伊三雄さんの作品です。

『博多名物 老舗 宝雲亭のぎょうざ
 行者じゃ ぎょうじゃじゃ ぎょうざじゃ ぎょうざじゃ』

え?ダジャレ???(笑)
なんて楽しい絵なんでしょう。
西島先生がこのお店が好きだったことがよくわかります。

帰り際、店主に「女ひとりで来ても、いいんですか?」と尋ねたら、
いいクサ!」(=もちろん、いいに決まってる!)とのこと。

郷土のファーストフードを求めて、ひとりでも来てみたいと思います!

今回は、一口餃子が次々と焼かれる現場から、お伝えしました~

 

☆ 今回のお酒を買うならこちら

西の関 上撰 [ 日本酒 大分県 1800ml ]
西の関 上撰 [ 日本酒 720ml ]
西の関 上撰 [ 日本酒 300ml ]

 

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