サイコロステーキ発祥の店、茅場町のバンボリーナでランチ☆

 

こんばんは。
このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

今回は、茅場町にある、サイコロステーキ発祥のお店「バンボリーナ」さんを訪れた時のお話です。

 

Contents

〇 歯医者の前に

「バンボリーナ」さんを訪れたのは、6月の半ば頃。
管理人が茅場町ネタを書く時は、ほとんどの場合、「病院に行く」ついでに立ち寄った、というのが多いのですが、今回もやはり、病院に行くついでに訪れた次第です。
この日は、歯医者でプラスチックの詰め物をしてもらう日だったのですが、治療を受けたらしばらく何も食べられないから、先にご飯を食べておこうと思いまして。

歯医者の予約が12:30からだったので、ご飯を食べて食休みもとるために、茅場町の駅には11:30前に到着しました。
11:30といえば、証券会社の人間にとっては前場(ぜんば。午前中の証券取引所での取引のこと)の終わる時間、お昼休みが始まる時間です。
証券会社の多い茅場町、この時間を過ぎたころから、人通りが増え始めます。

証券会社、お昼と言って思い出したのですが、管理人の勤めていた会社などでは、昔、昼休みも社員を働かせるため効率的に使うため、某お弁当屋さんの日替わり弁当を毎日用意しておいて、食べ終えたらすぐに営業させていた、とか、タバコを吸う人にとっては、食べるよりタバコを吸う方が大事とのことで、お弁当を食べずにタバコを吸ったら仕事に戻り、電話をかけまくった、などという真っ黒な逸話が存在しました(管理人が入ったころにはそうしたことはなくなっていましたが、昔勤めていた人は皆そう言っていたので事実なのでしょう)。
それを思うと、こうして仕事を抜け出して歯医者に行き、ついでにお昼ご飯も食べられるなんて、とても有難いことに思えてきます(ちゃんと会社の許可はとってますよ^^;)。

 

○ 銀行発祥の地の近くにある「サイコロステーキ発祥のお店」

さてさて、そんな暗黒の話はさておいて、人通りが増え始めた茅場町、どこでお昼にしようか決めかねつつ歩く管理人。
最近なかなか決められなくて困っているのですが、ふと気づくと日本の銀行発祥の地の近くまで来ておりました。

こちらは「みずほ銀行 兜町支店」。
1873年8月1日、その前年に出された「国立銀行条例」に基づき、この場所で「第一国立銀行」が営業を開始しました。
これが日本における最初の銀行で、以後、各地に「第〇国立銀行」という名前の銀行が設立されていきます(いわゆる「ナンバー銀行」。第四銀行、十六銀行、七十七銀行などにその名残があります)。
「第一国立銀行」は、その後、「第一銀行」「第一勧業銀行」そして、「みずほ銀行」と名前を変えて現在までこの地で営業を続けています。
そのため、こちらの支店の入り口横の壁面には、

「銀行発祥の地碑」が埋め込まれています。

それはさておいて、この銀行発祥の地周辺には(証券業界の人には)有名なお店が色々とあります。
その中の一つがサイコロステーキ発祥のお店と言われる「バンボリーナ」

そういえば、最近、牛肉なんて食べてなかったなあ。
カロリーは高くなるかもしれないけど、ブログの記事にするには最高のお店だし、カロリーはちょっと多めに歩けば相殺できるよ!
と自分を納得させて、「バンボリーナ」に突撃することにしました。

 

○ サイコロステーキ発祥のお店「バンボリーナ」

お店のドアを開けると、地下に通じる階段があります。

この階段を下りて、右手にあるドアを開けると店内です。
店内は、間接照明で落ち着いた感じ、昭和のレストランという趣です。
時間は11:38頃。
客席は40名ほど入れると思われますが、すでにお客さんが10人ほどいらっしゃいました。

場(証券取引所での取引のこと)は11:30で終わりますが、営業員はお客さんに約定(証券の取引が成立すること)の連絡をしたりするので、通常は、場が引けて(証券取引所での取引が終了すること)から10~15分くらいは会社から離れられないはずなんだけどな。。。などと思いつつ席に着きます。
もっとも、実は今、茅場町周辺で多いのは証券会社ではなくIT企業なので、そういうところの外回り営業とかの人が来ているかもしれませんけどね^^;

席に着くとすぐにメニューが出てきました。

頃は11:40頃。
サイコロステーキの一択しかないから「サイコロステーキ(120g)」を注文したのですが、いや、ハンバーグ付もあるなら、付いてる方がいいなと思い直しまして、「サイコロBセット」に変更します。

 

〇 バンボリーナのサイコロステーキ

注文し終わって、ステーキが出てくるまで少し時間があるだろうと思って、ヤフーニュースのアプリを起動させると、

サラダとスープが出てきました。
早っ!
写真の時間を見ると、11:41です!!
このサラダ、スープの写真と、もう一枚の写真を撮ったら、サラダでも食べようかなと思っていると、

サイコロステーキ登場です!早っっっ!!
写真を撮った時間を見ると、11:42、驚異のスピードです。

こちらの「バンボリーナ」さんは、タイトルにも掲げておりますが、サイコロステーキ発祥のお店と言われています。
先ほど、証券会社の営業員は、取引が終わった後もお客さんに連絡をして。。。と書きましたが、それをしているとお昼休みの時間が減ってしまいます。

さらに、毎日の手数料ノルマがあって、達成できないと「詰め(管理人の会社では『追及』と言ってました)」という名のパワハラが待ち構えているので、お昼休みも削って、というか、むしろ、相手もお昼休みで電話に出てくれるから、その時間を狙って電話して株を売り買いしてもらう、ということをしていたため、証券営業マンは早食いをして、昼休みを削って営業していたそうです。

で、そんな時間のない証券営業マンたちの、お昼ご飯を食べる時間を節約したい、ステーキをナイフで切る時間も省きたいという要望に応えるためにバンボリーナさんが考え出したのがサイコロステーキ、というようなことが、毎度おなじみWikipediaに書いてありました。
ステーキを切る時間の節約に加えて、このわずか2分ほどでステーキが出てきたことを考えると、おそらく、サイコロステーキの方が焼時間も節約できるんじゃないのかなと、思ったりもします。

なるほど納得!
サイコロステーキ発祥のお店、と思わされるスピードでした。

 

〇 お味の方は。。。

さて、そんなすごいスピードで出てきたサイコロステーキ。

ジュージューとおいしそうな音を立てて湯気が上がっています。
写真では少しぶれているように見えますが、これは湯気のせい。
決して管理人の腕が悪いからではない、、、ということにしておいてください^^;

このステーキはソースなどはかかっていなくて、必要な場合には備え付けの

こちらの器に入ったソースをかけます。
管理人は、ソース付もソースなしも味わいたいので、ソースがかからないサイコロを残すようにかけていきます。
そして、まずはソースなしからいただきます。

おいしいです!
焼き加減はミディアムのレア寄り(だと思われます)。
柔らかくて噛むほどに牛肉の旨みが出てくる、でも、肉汁はそれほど多くない感じ。
焼肉屋さんでよく食べる肉とは違って、脂ではなく、肉の旨みを楽しめるお肉です。

続けて、ソースをつけて食べてみます。
ソースはしょうゆベースで、管理人の知識ではわからない、色々な素材が絡み合って奥行きのある味になっています。
このステーキの肉の味を邪魔しない、それでいて、ソースの味もぼやけず凛としてある、いい感じのソースです。

ソースなしでもソース有でも、それぞれ、ご飯とも合っていて、ご飯と一緒に飲み下していくのが快感です(  ̄▽ ̄)

続いては、ハンバーグ

これもおいしいです!
管理人が普段食べるハンバーグなんかとは違って、なんというのでしょう、昔、実家にいたころ外食で洋食屋さんに行った時に食べたのと同じような感じのハンバーグ。

肉汁は少なく、少し固め。
ということは、おそらく、牛肉100%か、牛肉の比率が高いハンバーグなのでしょう。
さきほどのサイコロステーキのように、肉の旨みが濃厚です。
かけられているデミグラスソースも甘めで、なんででしょう、昔食べたことのあるような懐かしい味がしました。

そして、野菜

ポテトやニンジンのグラッセ、いんげんのソテーとかではなくて、もやしやキャベツの炒め物
こちらの方が食物繊維が多く、野菜を食べてる感を得られます。
栄養バランスも考慮されているんでしょうね。

そういえば、前の会社の上司にこのお店に連れてきていただいたとき、その上司が炭水化物ダイエットでご飯断っていたっけな(^^)
。。。などととりとめもなく、昔のことが思い出されてきました。

色々と昔のことを思い出していると、証券営業マン時代の感覚が戻ってきたのでしょうか、それとも、お肉とご飯のおいしさからでしょうか。
普段は食べるのが遅い管理人も食べる速度が上がってきて、

11:52完食、写真8枚撮ったけど、10分弱で完食です。
写真撮ったりメモを残したりしないで、ほんとに急いで食べれば5分くらいで食べきれるのかもしれませんね。

 

〇 日本酒も飲めるサイコロステーキ発祥のお店

実は管理人、こちらのお店には何度も来たことがありまして。
昼だけでなく、夜に来たこともあります。

夜は日本酒も置いてあって、「白鶴 大吟醸」が飲める、ということも知っていたりします。
もちろん、本サイトのデータベースに載っていたりもします。

実は以前、夜に訪れた時のことを記事にしようと思ったのですが、その時は会社の上司の方に連れて行ってもらっておりまして、さすがに、その方をおいて写真撮りまくるのは失礼なので記事にできませんでした。
その時、サイコロステーキと白鶴を合わせたのですが。。。さすがにどんな感じだったかは忘れてしまいましたので、機会があったら、夜のことも書いてみたいと思います^^;

ちなみに、管理人はこれまでに3社に勤務しています。
その3社とも証券会社で、3社ともで、上司の方にこのお店に連れてきていただいています。
その上司の方たちはいずれも50代ですが、その年代の方で、茅場町にある支店で働いたことのある方なら連れてきたくなるお店がこのバンボリーナ、ということなのでしょうね。

その方たちが、新卒で茅場町に配属されたときからこのお店は存在している、的な事をおっしゃっていたので、かれこれ30年以上40年近く続いているわけです。
それだけ時間が経っても、部下を連れてきたくなるお店
それは、きっと、美味しいだけではなくて、訪れるお客さんの要望、事情を考慮して色々と配慮してくれるから。
その配慮が嬉しくて、いつまでも行きたくなるし、後輩たちを連れて行こうと思うのかなと、ふとそんな気がしました。

証券営業をしているとき、管理人はリテール(個人)の新規顧客開拓で毎日毎日電話帳を使って電話していたのですが、頃はパリバショックの後、ということもあって全然売れず。
毎日上司から『追及』されていたのですが、その時よく言われたのが、お客さんを理屈で説き伏せて売るんじゃなくて、この人ならいいかなと思ってもらえるように、一生懸命説明して買ってもらえ、ということでした。

大学出たてのひよこちゃんの語る経済の話なんて、証券を買ってくれるようなお客さんはみんな知っている。
そういう人に経済がどうのと理屈を語っても相手にしてもらえない。
そうではなくて、大学出たばかりだったら、そうした自分の力の無さを自覚した上で、とにかく、熱意とか情熱とか、そういう理屈ではない、人間の感情、情緒、心に訴えかけて買ってもらう、その結果売れるんだと。

その当時は、まったく理解できませんでしたが、あれから10年以上たった今は、よくわかります。
むしろ、世の中がAIフィンテックだと、技術が発達して人間がいらなくなる、というような今の世の中なら、ますます、そうした人の心と心のふれあいを通じて仕事をしていくということが、人としてAIなどに対抗するために重要、いや、唯一の手段なんじゃないのかなと思ったりします。

そんなことを思わされる今の世の中でも、「バンボリーナ」は今なお、40年近く前、熱意溢れていた青年たちが熟年を迎えても、部下たちを連れて訪れようとする、懐かしさと快さ、美味しさを保ち続けているようです。
私もまた、後輩ができたらぜひこちらのお店を一緒に訪れたいなと、そんなことを思いつつ、お会計を済ませてお店を後にしたのでした。

 

☆ 今回のお酒を買うならこちら

白鶴 大吟醸 [ 日本酒 兵庫県 1800ml ]
白鶴 大吟醸 [ 日本酒 兵庫県 720ml ]

 

  もしお気に入りいただけましたら、投げ銭などしていただけると、大変、嬉しいです♪
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