ミシュラン掲載!西中洲・藤よしの焼鳥と「特別本醸造八海山」

 

こんにちは。
福岡在住の特派員Nです。
今日は、絶品の焼鳥がいただけるカウンターの現場からお伝えします~

 

Contents

〇 大人が通うエリア、西中洲

九州一の繁華街・中洲の川を挟んで西側に位置するのが「西中洲エリア」です。
ネオン輝く賑やかな中洲とは一味違って、しっとり落ち着いた雰囲気が漂います。
その“隠れ家”的魅力に惹かれて、最近で新しく居を構える店舗も増えているようですが、今回は、西中洲を代表する老舗「藤よし 西中洲店」に出かけました。

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趣ある店構え!18時半に訪れたときには、この打ち水。
高級店の雰囲気もありますが、実は、敷居は高くはありません。

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2階のカウンター席からの眺めです。
L字型のカウンターで、この側面の大将の動きが見える席が特等席と言う人もいます~
初めてここに座った私、納得!

塩を振ったり、タレを付けたり、大将の手元がよく見えます。
その無駄のない素早い動きと、焼き加減を見極める視線のなんとカッコいいこと!
焼く合間には、後ろの棚にあるお酒や酒器を出したり、小さな台の上で、年季の入った「そろばん」をはじいたり。
大将の動きに、目が釘づけです♡

大将は、福岡の別の場所(福岡市東区箱崎)でお店を構えたお兄さんの姿から学んで、1961(昭和36)年、ここ西中洲に2号店を開店させたそうです。
それから57年間、ずっと焼き場に立ち続けていらっしゃいます。

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時折、この振り子時計が「ボーン、ボーン」と時を告げます。
太く柔らかいその音は、逆に時を忘れてしまいそうな響きです。

 

〇 福岡の焼鳥屋さんは、豚も牛も出ます(笑)

さて、今回は、常連さんと一緒にカウンターに座ったので、注文はただ一言、「大将のおすすめで。
そんなわけで最初に出てきた突き出しが、こちらです。

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プリッとしたイカの歯ごたえと、絡み合う酢味噌の味わいがたまらない「ネギとイカのぬた」です。

つづいて、最初の3本が出てきました。

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手前から、べんてん(ホルモンの一種)、ほほ(牛)、とり
お皿にカラシが添えてあるのは、福岡でも珍しいです。七味もつけながらいただきます。
べんてんは、タレと脂がジュワーっと融合、思い出してもおいしいです(笑)
ほほは、どっしりとした牛の旨さ。とりは、お肉がふんわり、安定のおいしさです。

はい、のっけから、鶏だけじゃない。(笑)
福岡のほとんどのお客さんが焼鳥屋さんで注文するのが、実は「豚バラ」!
文化圏外の人からは驚かれますが、地元民は全く気づいていません!

私は関西に住んだ時に、初めて“異変”に気づきました(笑)
豚に限らず、牛、ベーコン巻、ウインナー、ししゃも。。。
串に刺せて焼けるものは全て、焼鳥屋さんのメニューになっています。

しかも、焼鳥屋といいつつ、ここ「藤よし」のように、魚のお刺身や馬刺し、雑炊もメインメニューとしてしっかりおいしいのです。
福岡の人たちの焼鳥屋のイメージは

焼鳥屋=「大人のファミレス」(食べたいものが何でもある)

です。

 

〇 「日本酒は、すっきりしたとが良かろ」


ご一緒した常連さん曰く、
「焼鳥のタレが甘めだから、日本酒は、それを流してくれるような、すっきりしたのがよいだろう」
というわけで、「八海山」をぬる燗で注文しました。

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八海山 特別本醸造酒」(新潟・八海醸造株式会社)です。
燗をつけたことで、ほのかに甘い香りが漂います。
では、甘めのタレと組み合わせるとどうなのでしょうか?

 

〇 「八海山 特別本醸造」と焼鳥の組み合わせ

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次は、手前から、豚バラ、牛バラ
ミニバーベキューみたいな串ですね。

八海山は、串の甘めの味をまーるく包み込んで、
串と日本酒の余韻を少しだけ残しつつ、あとは流してくれました。
過剰になる味をさらっと無くしてくれるため、串も、日本酒も、すすみま~す!

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うわ~と声が出たギンナン
翡翠色はこの時期ならではですね。

もう1本は、こぶくろ
本当に一切の臭みがなく、タレに絡まったこぶくろの歯ごたえを存分に楽しめます。

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追加で注文した、つくねとうもろこし
ここまで結構タレが多いと思われるかもしれませんが、サラリとついてるだけなので食べる本人は、全くもって「タレで食べてる」という感覚がありません。
タレの塩梅、そして、ぬる燗の日本酒「八海山 特別本醸造酒」のおかげなのだと思います。

 

〇 ホルモンが看板商品

「藤よし」は、ホルモン(内臓)がおいしいことでも定評があります。
丁寧に水洗いし、長い時間をかけて塩もみするなど、ホルモンを丹念に下ごしらえされるので、全く臭みがありません。
手間暇を惜しまないからこそ、ホルモンの旨さを噛みしめられるのです!

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2階カウンター席の奥に、額がかけてありました。店主のことばです。
「(略)なにはともあれ、それぞれの持ち味をとくとご愛食願いたい次第。
ホント、その通りです!
こういう額があるお店、好きです。

実は「ミシュランガイド九州・福岡」に、ビググルマン(安くておすすめできる店)で掲載されている、
というのを、帰宅してネットで知りました(笑)
「藤よし」がおいしいのは、地元の人はよく知っているので、ミシュランの調査員、よくわかってるね~というのが正直なところ。うれしいです。

丁寧に作られた料理は、きちんとその思いが味になっていると思います。
今回は、お腹も気持ちもいっぱいになった、西中洲「藤よし」の現場からお伝えしました~

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☆ 今回のお酒を買うならこちら

 

八海山 特別本醸造 1800ml
八海山 特別本醸造 720ml

 

  もしお気に入りいただけましたら、投げ銭などしていただけると、大変、嬉しいです♪
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