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西新井で厄除け帰りに「赤ちょうちん」でちょっと一杯☆
- 2018/4/1
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こんにちは!
このブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
今日は4月1日。今日から新年度ですね。
例年だと、このくらいの時期に桜が満開になる感じですが、今年は、冬、あんなに寒かったのに、一週間ほど早く満開になりましたね。
昔は、少なくとも管理人の住んでいた群馬県では、入学式の時期、4/8前後に満開になっていた気がしますが、やはり、温暖化が進んでいるのでしょうか。。。
Contents
〇 西新井大師
さて、今回は、そんな早咲きの桜が満開だった頃に、足立区にある西新井大師を訪れた時のお話です。
「西新井大師」というのは通称で、「五智山 遍照院總持寺」というのが正式なお寺の名前なのだそうですが、関東の三大厄除け大師として有名なお寺です。
「大師」という言葉からお分かりかと思いますが、こちらは真言宗、弘法大師空海が開いたお寺とされています。
お寺のHPでは、弘法大師が関東を訪れた際にこの地に立ち寄り、疫病に悩んでいた村人たちを救うために、十一面観音像と自身の像を彫り、観音像は本尊としてお堂に安置し、自身の像は枯れ井戸に安置して護摩祈願を行ったところ、清らかな水が湧き、病はたちどころに治ったとのことです。
その井戸が、お堂の西側にあったことから、この地は「西新井」と呼ばれたそうです。
管理人、「新井」という地名があって、その西側にあるから「西新井」というのだと思っていました^^;
ちなみに、関東ローカルなネタで、どうでもいい情報ですが、この「関東の三大厄除け大師」、正確には「関東厄除け三大師」というそうでして、こちらの總持寺と、平間寺(川崎大師。神奈川県川崎市)、観福寺(千葉県香取市)がこの「関東厄除け三大師」に数えられるそうです。
あれ、佐野厄除け大師は?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、佐野厄除け大師は「関東三大師」の一つだそうでして、実は、「関東厄除け三大師」と「関東三大師」は別物なのだそうです。
YouTubeで佐野厄除け大師のCMの動画を見てみましたが、確かに、「関東の三大師」とは言っていますが、「三大厄除け大師」的なことは一言も言っていません。
いや~、ちゃんと調べずにあやふやな状態で覚えている知識って結構あるものですね^^;
〇 人生初めての厄除けに西新井大師へ
ま、それはさておいて、何をしに西新井大師に行ったかというと、もちろん、厄除けをしてもらうために行ってきたのです。
管理人は今年、本厄の年なのですが、そのせいかどうかは知りませんが、2018年に入ってから次々と不運に見舞われておりまして^^;
体・心の不調に、このサイトの改修やサーバー移行に関するトラブルなど、大小色々なことが起きていたのですが、3月の誕生日に食中毒にかかりまして(その数日前に食べたパスタに添えられていたカキが原因のようです)、体がしびれるような感じで動けなくなり、3日ほど家で寝込んでいました。
無宗教・無信仰の管理人で、厄除とか、非科学的なことはしたことがなかったのですが、さすがにここまで不幸が連続すると、誰かに呪われているか、何かに憑かれているか、本厄の年だからだろうと思うようになりまして。
家からそれほど離れていなくて霊験あらたかな「西新井大師」で厄除けをしていただこうと思い、この日に訪れた次第です。
浅草から西新井大師へは、東武伊勢崎線に乗って、西新井駅まで行き、そこで東武大師線に乗り換え、隣の大師前駅で降ります(ちなみに、川崎大師の最寄り駅「川崎大師駅」のある線路も「大師線」で、こちらは「京急大師線」)。
こちら、その東武大師線の電車です。
東武大師線には大師前駅しかなく、普段は2両編成の1本だけが運行しているそうですが、お正月など、参拝客が多い時には2本での運行になるそうです。
電車に乗って1分ほどすると、大師前駅に到着します。
ちなみに、この大師前駅には自動改札も切符の販売機もありません。
お大師様の前でそんなことをする不心得者はいないはず、ということなのでしょうか。
この写真の左手の方に少し進んで右に曲がり、道なりに歩いていくと、
門が見えます。
この門をくぐって奥の方へ向かうと、冒頭の本堂があるというわけです。
〇 西新井大師の門前町と境内
この本堂の手前には受付所がありまして、こちらで必要事項を書いて厄除けの受付をしてもらいます。
厄除けの祈祷、「お護摩」は1日6回行っているそうで、管理人がお寺についたのは15時過ぎだったため、16:30からの最後のお護摩に参加することに。
開始までに1時間ほどあることから、お寺の外のお店やお寺の中を見て回ることにしました。
まずは、お寺の外から。
本堂の前には正門がありまして、その門を抜けると、門前町らしい、お団子やお菓子、土産物を売るお店の立ち並ぶ通りになっています。
日本酒の飲めそうなお店を探しますが、意外とそういうお店は少なめで、おせんべい屋さんとか、団子屋さんとか不動産屋さんとか、飲食店以外のお店が多い印象でした。
次にお寺の中。
大きなお寺なので、こちらのよう美しい庭があります。
他にも、立派な塔などがあるのですが、管理人の目を引いたのは、こちら。
「塩地蔵」。
江戸時代から特に「いぼ取り」に霊験ありと伝えられているそうで、このお堂の中の塩をいただき、効果があった時は倍の塩をお返しするところから「塩地蔵」と呼ばれているそうです。
お返しの塩は、お地蔵さんの頭からかけて返すのでしょうか、お地蔵さん、塩まみれですね^^;
また、こんなところもありました。
こちらは「四国八十八箇所霊場」。
どんなところかというと、
石版の下に四国の霊場と高野山の霊砂が順に敷かれているそうで、厄除け弘法大師のご利益と観音慈悲の功徳を一時に与えてくださる、大変ありがたい礼拝所だそうです。
おそらくは、お遍路をしたのと同じことになるため、こうした効果が得られるのだと思われます。
それにしても、日本人て、こういう、代替方法と言いますか、デフォルメというのでしょうか。
経済など色々な理由で実行が難しいことを、工夫して簡略化して同じような効果が得られることにしてしまうことが、好きというか、得意ですよね。
その知恵と熱意に良くも悪くも敬服しつつ、立札に従って、「南無大師遍照金剛」とお唱えしながら、左側から一周いたしました。
ちなみに、千葉県の銚子市には満願寺というお寺があって、そこにある満願堂というお堂にはこの四国88箇所に加えて、坂東、秩父、西国の合計188霊場の本尊を奉っています。
そのため、こちらにお参りすると、それらの霊場を巡ったのと同じ功徳を得ることができるそうです。
管理人は2年ほど前にそのお寺にお参りしているので、これで、都合、お遍路を2回行ったことになります^^;
〇 初めての厄除け
そうこうしているうちに、厄除けの祈祷の時間が近づいてきたので、本堂に向かいました。
特に写真撮影禁止という立札が見当たらなかったので、本堂の中の写真を載せてしまいましょう。
お寺のHPにもありますが、こちらの護摩壇で護摩木を焚いて仏様の知恵の炎を起こし、その炎で煩悩を燃やすと心が清らかになり厄が祓われる、と修行の前にお坊さんが説明してくれました。
管理人は、神社みたいに、ジグザグした白い紙が先端についた棒(『大麻』というそうです。ちなみに読みは、「おっきなあさ」ではなく「おおぬさ」と言うそうです^^)で一人ひとりにお祓いしていくのを想像していました。
が、そうではなく、お坊さんが護摩木を焚いてまとめて厄を払い、厄を払ってもらう私たちの方は、途中で合掌・礼拝したり、「南無大師遍照金剛」と唱えるだけで、基本的には、護摩を焚く様子を見ているだけです。
知恵の炎を見るだけでも、煩悩は消し去られるのかもしれませんね。
護摩焚きが終わったら、護摩壇の横で護摩を受け取り厄除け完了です。
厄が祓われたのか、おみくじを引いてみました。
「末吉」!どうやら、厄は払われて、「大凶」状態は脱したようです。よかった、よかった^^
また、この漢詩がとても心に染みてくる、味わい深いというか、仏教の深遠な思想という感じです。
「先に光明ありと信じて、うまずたゆまず進む」でいきましょう☆
〇 厄除け帰りに「赤ちょうちん」で一杯
さて、厄除けが終わって17時頃。
せっかく出かけたので、ブログの記事にするためにもどこかで一杯飲んでいこうと思いまして。
お寺の周りを歩いたときに目を付けておいたお店に入りました。
「赤ちょうちん」さんです。
こちらのお店は酒屋さんの隣に併設されておりまして、一度、こういうところで飲んでみたいなと思っていたのです。
入ろうかなとちょっとためらっていた時、女将さんが左手の酒屋さんの方から出てこられて、やってますか?と聞いたところ、どうぞどうぞ、ということだったので入ってみることに。
入ってみると、中には年配のお客さんが3名いらっしゃって、入ると管理人のために真ん中の席を空けてくださいました。
店内はこんな感じです。
ちょっと一杯のつもりだったので、カロリー低そうなおつまみと、少し寒かったので、おでんとお燗酒を注文します。
お酒が出てくるまで、店内を見ていると、
有名アナウンサーのサインが☆
こちらのお店、テレビ番組でも取り上げられたことがあるんでしょうね。
また、隣の方が、
くるみもちをくださいました☆
独り身で、会社でも使いまわされるだけで何の恩恵も受けない身にとっては、なんというのでしょう、涙が出そうになるほど嬉しいです。
〇 下り酒「剣菱」と「会津ほまれ 四段仕込みにごり酒」
しばらくすると、お酒が出てきました。
こちらは「剣菱」です。
兵庫県伊丹市のお酒で、江戸時代、江戸に送られていた「下り酒」。
江戸に送られないお酒は「下らない酒」と言われ、そこから「くだらない=面白みのない」の意味になったとされていますが、そのもととなったお酒がこちらの「剣菱」です。
剣菱を造っている剣菱酒造さんのHPには、8代将軍徳川吉宗の御前酒に指定されたなど、このお酒に関する数々のエピソードが記されています。
お味の方はと言うと、「くだらない」の言葉を生み出すもとになったお酒だけあって独特な味です。
人によって捉え方は違うのでしょうが、管理人的には、紹興酒のような、若干、酸度の強い味に感じられますが、燗にしているせいか、独特の味わいもほどほどです。
冷えた体に暖かさが浸みてくるお酒です。
しばらくして、おでん登場。
うまい!とうなるような特徴的な味ではありませんが、控えめなお味で、寒い日、燗酒といただくにはちょうどいいです。
特に、剣菱は独特な味ですが、それと合わせるには、こうしたおでんの方がいいのかもしれませんね。
店内ではテレビが置いてあって、この時間はちょうど大相撲中継の時間。みなさん、相撲お好きのようで相撲談議に花が咲いています。
管理人も、小学生の時には砂場で相撲とってたし、高校時代には「ああ播磨灘」とか読んでたし、今でも相撲に関するwebニュースは見ていたりしていて、相撲を知らないではないので、お話の輪の中に加えていただきました。
お話を伺っていると、みなさん、この周辺に住んでいたり、周辺で働いている方だそうで、仕事帰りなどにこちらによって一杯飲んでいくのだそうです。
そういうの、いいですよね。
やっぱり、人って人の中にいる時が一番幸せな気がします。
燗酒が尽きたので、もう一杯だけ、今度は濁り酒をいただきました。
写真は撮り忘れましたが、こちらの濁り酒は「会津ほまれ 四段仕込みにごり酒」。
こちらは、ご参考まで、Amazonのアフィリエイトの画像です。
剣菱とは正反対に甘口のお酒ですが、その甘みはくどくなく、さらさらとした感じです。
カップ酒なのですが、コップにあけて出してくれます。
おつまみも追加で、ウインナーとか餃子とかも食べたかったのですが、この後、北千住の東急ハンズで、翌日に行く予定になっていた花見にもっていくものを買おうと思っていたので、お酒のお変わりだけにとどめて、結びの一番を見てお店を出ました。
〇 結びに
厄を祓った後で立ち寄ったお店、暖かい店内で暖かいお酒と料理、何より、暖かい人たちと一緒に時間を過ごしたら、心の中の滓というか、なにかもやもやとしたよどみが晴れたような気分になれました。
心の厄除けはこちらのお店とお店に通う方がしてくれた、そんな風に思わせてくれる素敵なお店でした。
心軽やかになった管理人、北千住のハンズで買い物をして浅草に戻り、浅草駅から隅田川沿いの満開の桜をゆっくりと眺めながら、家路につきました。
その途中、隅田川の桜を見て、一首つくってみました。
春の空 霞は晴れて 見上げれば 花の色こそ 清か(さやか)なりけれ
☆ 今回のお酒を買うならこちら
剣菱酒造 剣菱 瓶 [ 日本酒 兵庫県 1800ml ] | |
季節限定 ほまれ酒造 四段仕込み にごり酒 1800ml |
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