浦和にたたずむ「調神社」。なんて読むかご存知ですか?

 

こんばんは。
このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

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〇 「調神社」なんて読む?

突然ですが、「調神社」、何と読むかご存じですか?

こちらは埼玉県の浦和にある神社で、素直に読めば「ちょうじんじゃ」ですが、もちろん、別の読み方をします。

こちらの神社を訪れたのは6月後半の土曜日。
当日は、梅雨の季節とは思えない青空が広がり、しかもそれほど暑く感じない、絶好のお出かけ日和。

ようやく長時間労働の疲れから回復してきた管理人、せっかくだから、ということで、以前、何度も出かけたことのある「調神社」に出かけました。
神社へは、浦和駅の西口に出て、大きめの道路をひたすらまっすぐ歩いていきます。
すると、

コナカさんがあるので、この交差点を左に曲がってしばらく歩くと、

この写真左手の木が茂っているところが「調神社」です。

 

〇 正解は。。。

さて、この神社の名前ですが、この道を歩いていくと、こんな看板を見かけます。

「調」=「つきのみや」とあります。
これは、「調神社」の地元の人たちの愛称だそうで、正式には「調神社」=「つきじんじゃ」と読みます。
なぜ、「調」と書いて「つき」と読むのでしょうか。

こちらの神社の縁起(神社が建てられた経緯)を見てみると、

ざっくりと要約すると、「調神社」は神様に布をささげるための神社として建てられました。
その後、伊勢神宮で神様に仕えていた倭姫(やまとひめ)が、神様にお供えする「調物」を収めておく倉をこの神社内に建てたそうです。
「調物」の「調」は、日本史で、飛鳥時代(おおむね7世紀)から奈良時代に出てくる「律令制」で徴収された税金「租庸調」の「調」のことです。

この「租庸調」、内容はよく覚えてないけど、なんとなく音だけは覚えている「そようちょう」。
「そ(租)」は稲、「よう(庸)」は労働、「ちょう(調)」は布、で納める税金のことです。
「そ(租)」も「ちょう(調)」も「物」をくっつけて「租物」「調物」とすると「みつぎもの」と読みます(とのことです)。

そして、おそらくは、

「調物」→「み『つぎ』もの」→「み『つき』もの」 ⇒ 「調」=「つき」

となったのでしょう。

まとめると、こちらの神社には昔、「みつぎもの(調物)」を収めておく倉があったため、そして、「調(みつぎ)」の「み」と「˝」が落ちて、「調(つき)神社」と呼ばれるようになったということでした。。

 

〇 他の神社とはいろいろ違う、調神社

さて、こちらの神社、名前もおもしろい(興味深いという意味です)ですが、他にも興味深いところがあります。
もう一度、最初の写真を見てみてください。

何か気づきませんか?

一つは、

鳥居がない、または、あるけれど、鳥居の特徴の横木(「笠木」といいます)がないこと。
こちらは、先ほどの縁起にも書かれていることですが、「調物」を運び込んだり、運び出したりしたので、鳥居の横木があると運搬するときに引っかかって危ないため、撤去されたのだそうです。
納得の理由ですね。

そしてもう一つ。
画面の両端を見てみると、

 

そう、こちら、ウサギです。狛犬ならぬ、狛うさぎです。
なぜ、狛「ウサギ」なのか。
もちろん、

「調」→「つき」→「月」

で、月にはウサギさんがいて、お餅をついているからです。
こちらの神社の手水舎がまたよくて、

もう、最高です(≧▽≦)
管理人、年甲斐もなく、なでなでしまくってきました。
他の人も同じなのでしょう、このうさぎんの頭はつるつるしていて撫で心地がいいのです☆

他にも、

こんな美しい池にも、

ウサギさんが。
なので、管理人の心の中では、こちらの神社の名前は「ウサギん神社」となっています^^

 

〇 ツキをいただける神社

ちなみにこちらの神社、

「調」→「つき」→「ツキ」

から、お参りすると「『ツキ』がある」神社とされています。
管理人も、こちらの神社ともう一か所、茨城県にあるとある場所に行くと、なぜか、色々とツキがよくなる気がします

最近、占いでやたらと「運気がよくなっている!」「運命の人との出会いがある!」「昔別れた人と復縁する!」「金運が最高潮!」などなどと言われたり(実現はしていませんけど)、今日はセブンイレブンのくじで、昼、夜とドリンクが当たったりしました。

まあ、ツキのあるなしはさておいても、珍しい、狛うさぎや手水舎のうさぎには癒されて、ほっこりした気持ちにさせてもらえますし(個人差はあるかもしれませんね^^;)、一度見てみてみても損はないと思いますので、お近くまで行ったら、ぜひ立ち寄ってみてください!

 

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