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相性抜群☆福岡・薬院「とりかわ粋恭」の逸品「とり皮」と「作 穂乃智」
- 2018/11/1
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こんにちは。
福岡在住の特派員Nです。
今日は、とり皮に特化した焼鳥屋さんの現場からお伝えします~
Contents
〇 帰省したら食べたい「とりかわ粋恭」の『とり皮』
山梨に嫁いだ友人が帰省する度に集まっています。
今回は、友人のとり皮が食べたいとのリクエストに応えて、福岡市中央区薬院にある「とりかわ粋恭(すいきょう)」へ。
土日になると長い行列ができるほどの人気店で、幹事の友人曰く「3人以上じゃないと予約できんって」。
我々は5人だったので、しっかり予約し、2階のテーブル席へ。
店名に「とりかわ」とあるくらいですから、とにかく、1本150円のとりかわ(鶏皮)が名物です。
もちろん1人1本のはずもなく…まずは5本ずつ25本注文しました。
これは10本、2人分です。
いわゆる一般的な焼鳥屋さんの「とり皮」の場合は、程よい大きさにカットされたとり皮が、くねくねと畳まれて竹串に刺さっていますが、この写真では、全く違うのがおわかりいただけますか~??
ひょろ長くカットされた鶏の皮が、クルクルと竹串に巻き付けられています。
皮はタレに浸かってしっとりしています。
これが、福岡で人気の「とり皮」です!
福岡の焼鳥屋さん恒例の「生キャベツの大盛り皿」は、奥に見えていますね。
このお店「とりかわ粋恭」のキャベツには、お酢のタレがかかっていました。
先にキャベツが運ばれてきて、そこに串を乗せるか否かは客の好みで、というシステムでした。
〇 日本酒は、初めての「作(ざく)」です!
日本酒は5種類ありました。
「-」が甘口、「+」は辛口の度合いだそうです。
というわけで、唯一の甘口ラインナップを注文してみました。
「作(ざく) 純米酒」(三重県鈴鹿市・清水清三郎商店 株式会社)です。
常温で頼んでみました。
作シリーズには純米酒の種類がいくつかありますが、こちらは、「穂乃智(ほのとも)」だそうです。
(コップには「磯乃澤」と書いてありますが、中身は「作」です~)
初めていただく「作」は、
日本酒の持つ味と香りをしっかりと感じられました。常温だからかも知れません。
甘口の度合いは「-1」と記載されていますが、「柔らかさ」はかなりあると感じます。
三重。鈴鹿の酒造りの歴史は長く、古い書物にもそのことが記されているそうで、岩波書店の「広辞苑」によると、「うまさけ」(うまい酒の意)は枕詞で、「鈴鹿」にかかると記されています。スゴイ!
「作(ざく)」は、国内外のコンペティションで高評価を得ている銘柄、ということを、帰宅後に調べて知り、納得です!
では、とり皮との相性はどうでしょうか。
唯一の甘口である、「作(ざく) 純米酒 穂乃智」を注文したのは、とり皮の甘辛いタレの甘い部分を、消したくなかったからです。
甘味を留めてほしい…その思いだけで「-」の銘柄を選んだのでした。
実際にいただいてみると、狙い的中☆
とり皮のほのかな甘味を、柔らかくて甘めの「作(ざく) 純米酒 穂乃智」が支えてくれました。
ちなみに・・・
最初に注文していた「酢モツ」との相性がいいんじゃないか?と思い立ち、いただくと、ビンゴ☆
酢 + 常温の甘めの日本酒 = 酢が旨みに変化するような感覚で、非常に良いです!
途中からの写真で申し訳ないですっ!
とっってもおいしかったです。
〇 福岡の焼鳥屋さん恒例“鶏じゃない”焼鳥
福岡の焼鳥屋さん文化は、「鶏以外のメニューが非常に多い」わけですが、その話を福岡で生まれ育った友人たちに話したら、驚かれました。
私 :「大阪のコに、“焼鳥屋さんでソーセージあるやろ”って言ったら“無いよ”と言われた」
4人:「え―――!?何で?」
私 :「豚バラも無いし、シシャモも無いらしい」
4人:「はあ???」
私 :「そういうメニューがあるのは“炉端焼”と言うらしい」
4人:「ろばたやき??ああ!そういうこと!?」
その“鶏以外の焼鳥”のひとつ、「ダルム」です。
つまり、豚肉のモツ(シロ)です。
この呼び方は、福岡県久留米市発祥と言われていて、ダルムはドイツ語。
昭和初期、久留米に設立された九州初の医学専門学校の医学生たちが医療用語であるドイツ語で焼鳥を注文したからです。
この他、焼鳥屋さんのメニューには、ハツ(心臓)を「ヘルツ」と書いているところもあります。
このダルムには、サラリとしたタレがおいしく、常温の「作(ざく) 純米酒 穂乃智」とも良く合いました。
他にも、豚バラ、クリームチーズのベーコン巻、ウズラのベーコン巻、しいたけ、ネギ、さらに、とり皮を追加注文してお腹いっぱいになって、お代は1人3,500円ほど。安い!
みんなが福岡の焼鳥屋さんの虜になる理由が、ちょっとおわかりいただけたでしょうか~
今回は、安くておいしい現場からお伝えしました~
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