【東京・成城学園前】居酒屋「みや川」で季節の料理と裏メニューの日本酒「天青」をいただいてきました!

 

こんばんは。
このブログをご覧いただきましてありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は成城学園前の居酒屋「みや川」をご紹介します。

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Contents

○ 閑静な街・成城学園前にある「みや川」

成城という街は昔から世田谷区を代表する閑静な高級住宅地です。
若かりし頃、私はこの辺りに勤務していたのですが、その頃は各駅停車の他の駅よりは少しだけ賑やかだという程度でした。
成城石井が駅前に高級スーパーとして燦然と輝きを放ち、敷居の高そうなレストランが点在していたことを記憶しています。

久しぶりに訪れた成城学園前の駅は小田急沿線の開発の波に洩れずに綺麗な高架の駅となり、駅周辺も整備されていました。
その変貌に驚きを感じながらも、駅前にはやはり成城石井がありました。

さらになんと懐かしい「村田永楽園」。
このお店は昔から謎だったのですが、お花屋さんに文房具屋さんが併設されているのです。
いまだに同じ装いの外観に、引き寄せられるようにそのお店のある古いビルにある居酒屋「みや川」にお邪魔しました。

 

○ 「みや川」のメニュー

こちらは料理のメニューです。

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定番のメニューの他に『今日のオススメメ』があるところが嬉しいですね。

こちらは日本酒のメニュー。

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お酒のラインナップも居酒屋ならではの安定の品揃えです。

お腹も空いていたので、乾杯のビールを飲みながらオススメの中から鯖スモークと秋茄子の味噌炒めを頼みました。

食欲の秋始動です。

 

○ 直汲無濾過生原酒「天青」

お腹が少し落ち着いたところで、日本酒に移ります。
最初にしっかりとしたものをお腹に収めてしまったので、何が良いかと悩みつつ女将さんのような店員さんに「メニューのお酒以外で他になにかありますか?」と聞いたところ、

神奈川のお酒ならあるよ。

とのこと。即決で注文します。

小田急線は主に新宿を起点として、神奈川県の湘南方面の藤沢と小田原や箱根をつないでいますが、店員さんが今まさに小田急線で運んできたような景気の良さで持って来たのは、神奈川県茅ヶ崎市の熊澤酒造さんの「特別本醸造 風露 天青 朝しぼり」です。

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ラベルの書と命名は作家の陳舜臣氏によるものだそうです。

平成30年12月の朝しぼり、直汲無濾過生原酒。
朝絞ったお酒を詰めて地元の酒屋さんで分けてしまうというなんとも貴重なお酒です。
メニューに載せていないのも頷けます。

18%とアルコール度数が高めなので、それなりの飲み心地を予想していましたが、なんともすっきりとした味わいです。
キレという感覚でもなく、まさに清々しい喉ごしで湘南の空を思い浮かべさせます。

擬態語で表現すると、これまで飲んできた原酒はどちらかというと「くぅうっ」なのですうが、この天青は「さぁああっ」とう感じです。
仕事でのごちゃごちゃした頭の中が一気に晴れ渡る、一杯目に飲むのにふさわしい華のあるお酒です。

一口めで爽やかな風が吹き、二口目では原酒ならではの力強さを感じます。
フレッシュな香りと、ほのかな甘味があります。
出荷直後はもっと発砲度合も強く違う味わいがあったのだろうなと思うと、今年の12月は是非とも味わってみたいと思わせるお酒です。

このお酒に合わせたのは、「鯖スモーク」。

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軽く燻製されている鯖と天青の相性も抜群です。
鯖の塩気と旨みが合わさると今度は湘南の燦々とした海をイメージしてしまいす。
おまけに微発泡しているので波が引くように口の中をさっぱりと洗い流してくれます。

こちらは「秋茄子の味噌炒め」。

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油のしみた秋茄子の旨味と濃いめの味噌味のそぼろ炒めと合わせると、高級なお水を飲んでいるように食が進みます。

深く考えずに頼んだ料理とお酒でしたが、その相性と美味しさに一気に会話も盛り上がります。
偶然ですが良いお酒に出会えました。

 

○ 2杯目「純米 黒牛」

次に頼んだのはやはり威勢の良い女将さんのような店員さんオススメの「黒牛」です。

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和歌山県の名手酒造店の純米酒「黒牛」。
一口目「あー和歌山」と口をついて出てきました。

ゆったりとした和歌山の言葉のよう柔らかいけれど甘くない。
黒牛という言葉がお酒には珍しい重い言葉と思っていたのですが、和歌山に「黒牛潟」と呼ばれていた入江があり、万葉集にも読まれるような情緒ある名所だったのですね。

地元に愛されるお酒ということで、確かにずっと飲み続けたくなるお酒です。
前述の料理との相性はもちろん、きっとどんな料理にも合うのだろうと思わせる食中酒です。

という事でますます食欲が刺激され、お店の看板に「魚 串焼き」とあったので、ホッケの天ぷらと焼き鳥の盛り合わせを頼みました。

こちらは「ホッケの天ぷら」。

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ホッケの天ぷらとは珍しい。
天ぷらにすると魚の味が凝縮されてしっかりとした味になります。

こちらは「焼き鳥の盛り合わせ」です。

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「黒牛」は味の濃い天ぷらにも串焼きも包みこむようにどっしりと支えてくれます。
熱燗にして飲んでみたいお酒でもあります。

 

○ 3杯目「こなき純米」

このまま飲み進めたいところですが、メニューを見たときからどうしても気になっていた「こなき純米」を頼んでみました。

鳥取県境港市の千代むすび酒造の「こなき純米 無濾過」は、パッケージを見ただけでそのものズバリ、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターですね。

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裏ラベルまで凝っています。

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飲んでみると、これはまさにフルーティー。
辛口の部類に入るのですが、サラッとした辛さです。

境港といえば鬼太郎列車が走っている所。
これらのキャラクターの日本酒が作られるのも当然のことでしょう。

この酒造はいくつかのキャラクターで売り出していますが、キャラだけに頼らずにしっかりとした味わいとなっています。
「天青」「黒牛」とスッキリとした味わいのお酒が続いたので、余計フルーティーな香りが引き立って感じるのかもしれません。

そのようなお酒にはサッパリとした漬物が良いだろうと「山芋漬け」を注文しました。

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ふくよかな香りを鼻腔に残しつつ少し塩分のある漬物を合わせると、漬物の格がぐんと上がります。

このようにウィットに富んでいるパッケージもまた格別の楽しさがありますね。
特に居酒屋のようなところでは会話も弾み楽しさが倍増します。

 

今回はそれぞれの土地を象徴し思いを馳せるような日本酒に出会いました。
このような場所で他店では味わえない美味しい出会いがあると嬉しくなりますね。

ごちそうさまでした。

 

☆ 今回のお酒を買うならこちら

黒牛 純米酒 1800ml 【名手酒造】【和歌山県】

 

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