日本のマチュピチュ、天空の城「竹田城」ー竹田城跡を征くー
- 2017/10/23
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こんばんは。
このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
今回は、前回に引き続きまして、兵庫県朝来市にある竹田城を訪れた時のお話です。
こちらの写真が、前回の記事の冒頭に載せるかどうかで迷った写真の1つです。
こちらの写真、構図はいいのかなと思うものの、右下の方にある「出口」の看板がどうかなと。
看板の色が、背景に溶け込むものだったらまだよかったんですけど、白だとねえ^^;
でも、「竹田城」の写真としては、これが一番ふさわしいものなので、どこかに使いたいなということで、今回、ここに使ってみました。
〇 竹田城跡へ
さて、本題。
立雲峡から雲海に浮かぶ竹田城を眺めた管理人、車で県道255号線を西の方へ、今度は竹田城を目指します。
できれば、雲海の出ている間に竹田城に行きたい、と思ったのですが、竹田城の麓の街まで来た時には、雲海はすっかりなくなっていまして、蒼空を背景にした山の上のお城が見えるのみでした。
時間は7:50頃。
Webサイトで調べると、雲海が見えるのは長くても8:00までだそうで。
やはり、出発時間をもう少し早くしておけばよかったなと、少し後悔しましたが、まあ、仕方ありません。
車を公営駐車場に停めて、歩いて竹田城を目指します。
こちらは県道255号線、道路を渡ると、丸山川という比較的大きな川が流れていて、そこにかかる橋を渡ると、市街地です。
ひたすら歩いていくと、こちらの建物に突き当たります。
こちらは、「情報館 天空の城」、観光案内所です。
ろくに下調べをせずにやってきた管理人、こっちの方に行けばいいのかな、と適当にここで右に曲がって歩き続けます。
この辺が市街地のようで、お城の城下町の風情に整備されています。
お店もこんな感じで、落ち着いていておしゃれです。
〇 竹田城跡への入り口
竹田駅を通り過ぎ、さらにしばらく歩くと、交番があり、その横の道の先に踏切、そして山すそが見えます。
踏切を渡ってしばらく道を歩くと、土塀に囲まれた立派な家が見えてきます。
そして、この右手を見ると、
ここが竹田城の入り口です。
このさらに右手には案内板がありまして
この山道を登りきると竹田城の360度大パノラマが待っているとのことです。
〇 竹田城への登山道
期待に胸躍らせながら、この道を進みます。
すると、
早速石垣が。
竹田城のものか、後世に地元の人たちが築いたものかはわかりませんが、目の前に石垣があります。
さらに林の中を見てみると、
こちらにも石垣が見えます。
この辺りが竹田城の第一防衛ラインだったのかな、などと想像しながら進んでいくと、
ゲートがありました。
もちろん当時のものではありませんが、往時にもこの辺にこうした門があったのでしょうか。
このゲートを通ると、ここからは本格的な登山道。
こちらの写真のように、比較的傾斜もあって上るのはけっこうきついです。
ただ、この日は晴れて気温も高かったのですが、木々が生い茂っているので、それほど暑くは感じません。
程よい運動強度に程よい暑さで、普段運動不足の管理人にとってはちょうどよい運動です。
15分くらい歩いたのでしょうか、山を登り続けていくと、
料金所が見えてきました。
ここで入場料の500円を払います。
少し休憩して、
この先にある竹田城跡へ向かいます。
※以後の文章が理解しやすくなるため、この料金所でいただいたパンフレットに載っていた竹田城縄張りの画像を載せてあります。最初にこの記事を書いて公開した時にはこの画像を載せることを思いつかず、次回の記事を書いている時に思いついたことであるため、以降の文章ではこの画像に関する言及がありませんが、あしからず、ご承知おきください。
〇 竹田城大手門から北千畳へ
さて、いつもだと、ここから長々と文章が続いてしまうのですが、本当に美しいところなので、言葉よりも映像で見てもらってその素晴らしさを共有できたらなと思いまして。
今回は立雲峡に続きまして、i-padで竹田城跡を撮影した動画を載せて、動画を交えて文章にしていきたいと思います。
元の動画は長いので4つに分割してありますが、元の動画をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
まずは大手口まで。
こちらは、先ほどの写真をまっすぐに進んでいくと道が折れるところに行きつくのですが、その折れ曲がるところから撮影を開始しています。
動画の中で、階段を上り切ったその正面には石垣があります。
また、後ろを振り返った後に前進して左に曲がると左側と前方に高い石垣があり、ここまで来ると、管理人は石垣にぐるっと囲まれた状態になります。
これが枡形虎口で、城を攻める敵兵をここで集中攻撃するわけです。
ここにかつては大手門があり、その奥には城の中心部である本丸がありました。
この竹田城跡では、順路が指定されていたので、それに従って、いきなり本丸ではなく、北千畳と呼ばれる廓に向かいます。
竹田城では、おそらくは土日などに混雑するため順路が設定されており、基本的に逆走することができません(すると監視員の人に注意されます)。
さて、その北千畳です。
最初の方の映像では、管理人が登ってきた道が映っていて、侵入してくる敵を迎え撃ちやすいようになっていることがわかります。
その後、山並みと市街地が小さく見えます。
カメラではこれしか映りませんが、実際には180度視界が開けていて、山々の連なりと街並みが見える素晴らしい眺めです。
こちらは北千畳北側の眺め。
i-padを横向きにして撮っていればもっとこう、この城のすばらしさがわかるんですけどね。
そして、北千畳西側。
動画の最初の方で石垣を仰ぎ見ていますが、この石垣の角のところ、よく見ると、長い長方形の石と短い長方形の石が交互に積み重ねられています。
これ、おそらくは「算木積み」といわれるもので、こうすることによって石垣の強度が増して崩れにくくなるのだそうです。
また、上って来る時の石垣もそうでしたが、全体的にバラバラの大きさの石が一見無秩序に積み上げられて石垣が出来上がっているように見えますね。
これが、おそらくは「野面積み」といわれる石垣の造りで、織田信長が活躍したころの城によく見られる石垣で、安土城が代表例です。
料金所でもらった竹田城のパンフレットには「穴太積み」と書いてあるので、この石垣は「穴太衆」と呼ばれる技術者集団が造った石垣なのでしょう。
ちなみに、Wikipediaによれば、石垣の積み方の分類には、「野面積み」「打ち込み接ぎ」「切り込み接ぎ」などがあるが、「穴太積み」は、正確には石垣の積み方のことではなく、「穴太衆」が造った石垣のことを指す、とのことです。
この北千畳を見た後、いよいよ三の丸、二の丸を経て本丸へ向かいます。
動画使うから竹田城の記事は1回で終わると思ったのですが、知らぬ間に、ここまでで2,700字ほど使っていました^^;
ここからさらに三の丸、二の丸、本丸といくと長くなりすぎてしまうので、一旦ここで区切って、回を改めて続きを書いていきたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに☆
もしお気に入りいただけましたら、投げ銭などしていただけると、大変、嬉しいです♪
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