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【家飲みレシピ】秋の夜長に「桂月 吟之夢 純米吟醸」と「梨の肉巻き」でフルーティーなマリアージュ
- 2020/9/20
- コメント:1件
こんにちは
このブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
東京在住のMです。
少しずつ涼しい時間が増えてきましたね。
店頭にも秋の味覚が彩りを添え始めました。
我が家には夏の終わりに親戚から梨が届きます。
最初はそのまま食べてせっせと水分補給。
さらに熟し始めたところで、焼いたり煮たりして惣菜やスウィーツへと活躍します。
酸味や香りが穏やかなので扱いやすい食材です。
今回は、この梨を使って黒酢たっぷりの「梨の肉巻き」を作ろうと思います。
簡単に調理出来ますので、どうぞ夏の暑さに疲れた体に栄養補給をしてあげてください。
Contents
○初秋のお酒「桂月 吟之夢 純米吟醸」
この料理には爽やかでフルーティーな純米吟醸がいいと、私の中ではある程度の味覚のイメージが纏まっていたので、今回のお酒は大きめのスーパーでじっくりと厳選しました。
そうは言っても、ひやおろし、原酒、スパークリングと、あちこち目移りしてしまいましたが、最終的に選んだのがこれ。
高知県、土佐酒造の「桂月 吟之夢 純米吟醸」です。
高知県の酒造好適米『吟之夢』を55%精米して仕込んだお酒です。
月の名所桂浜に因んでつけられた「桂月」、毎年中秋の名月には名月酒供養が催されているそうです。
また、この「桂月」の文字は「松林桂月」画伯によるものだそうです。
土佐の海で眺めてみたいですね。
虫の声に耳を傾けつつ「桂月」をいただいてみましょう。
○甘酸っぱくジューシでコクのある「梨の肉巻き」
豚肉はバラ肉も美味しいかと思いますが、コストパフォーマンスをとってしゃぶしゃぶ用ロースで作ります。
その方が梨を巻く時に巧くまとまります。
「梨の肉巻き」レシピ
材料(2人分)
豚ロースしゃぶしゃぶ用肉:8枚
小松菜: 3束
梨:1/2個
<調味料>
醤油:大さじ1
みりん:大さじ1
黒酢:大さじ1杯半
蜂蜜(砂糖):大さじ2/3
水:50ml
<小松菜調理用>
塩:少々
水:少々
粉山椒:少々
作り方
① 小松菜は3等分に切り、塩をひとつまみかけ、水を少々振りかけて電子レンジ600Wで3分加熱する。
その時に出た水分は捨てる。
② 梨は櫛形に4分割し、さらに半分にカット。
③ 調味料は合わせておく。
④ 豚肉を広げ、梨をクルクルと巻いていく。
この時梨の表面が完全に隠れるように引っ張りながら巻く。
⑤ フライパンに肉巻きの巻き終わりを下にして並べ、弱火から中火でじっくりと全部の面に焼き目をつける。
⑥ 全面に焼き目がついたところで、合わせ調味料を入れて、肉をコロコロ転がすようにして煮詰めていく。
⑦ お皿に小松菜を並べその上に肉巻きを乗せ、煮詰めたタレをかけて出来上がり。
煮詰まったタレが艶々としています。
<この料理のコツ>
・フライパンはテフロン加工ならば油はいりませんが、鉄の場合はサラダオイルをなじませておいてください。
・豚の脂も旨味になります。
・小松菜は鍋で茹でた場合は軽く絞ってください。
・梨は、丸くしない方が、面が安定するので焼き易いです。
○お酒好きでない方にも好まれそうな「桂月 吟の夢 純米吟醸」と「梨の肉巻き」
「桂月 吟之夢 純米吟醸」はお酒のラベルの指示通り、しっかりと冷やしていただきます。
期待通り、お猪口を口元に持って来ただけで、華やかでフルーティーな香りが漂ってきます。
口に含むと、白桃のような香りと、酸味、芳醇でありながら、後からほんのりと吟醸香がやって来て辛さが口に残ります。
「夏の終わりの甘酸っぱい青春」を思わせるような味わいです。
これは女性受けしそうな華のある美味しいお酒ですね。
しかも高級感も漂う、これまたコスパの良いお酒、「桂月 吟之夢 純米吟醸」。
それでは、肉巻きを食べてみましょう。
熱々も美味しいけれども、少し温度が下がったぐらいがおすすめ温度です。
豚肉にほんのりと甘酢が染み込み、梨がしゃりしゃりとしていて、まるで山芋のような食感です。
それが噛むごとに梨の爽やかな味と柔らかな香りが相まって、口の中に美味しさがじゅわっと広がります。
山椒の香りがまた良いアクセントとなっています。
焼き目のついた豚肉がまた香ばしく、梨と混じりあい、後から後から新しい旨みが押し寄せてきます。
例えるならば、豚肉でコーティングされたジューシーな日本酒のような味わいです。
これは桂月と同じ方向を向いているかもしれない。
また、その肉巻きのソースの滲みた小松菜がまた良い役割をしています。
ほろ苦い小松菜にこのタレはとても合い、豚と梨の甘酢風味が小松菜で締ります。
さて、桂月を再びいただいてみましょう。
華やかで淡麗感のある桂月が、肉巻きの後だと穏やかに変化します。
少しおとなしくなったかな?
と、考えつつ再び肉巻きを口に運ぶと、おやおや!肉の旨味がフワッと、梨の香りがより強くなりました。
思わず、「桂月、月のように相手を引き立てるじゃない」と呟いていました。
肉巻きの後に小松菜を食べ、その苦味が口の中に少し残っているときに、再び日本酒を口に含むとまた新たな驚きがありました。
先ほどはおとなしくなったと思った桂月が、ピリっとした辛みと米の旨味を伴ってクールに再登場です。
加えて、酸味も上品に立っています。
お酒だけで飲んだら主役のように輝いていたのに、お料理と共にすると下からしっかりと支える役割を担う、良いお酒です。
桂月、肉巻き、小松菜、桂月。
これが黄金比ならぬ黄金の順番です。
しかもこの間、梨の香りがずっと継続しているのです。
「いやいや美味い」と言いつつ、いつも以上にお酒が進んでしまいました。
肉巻きは暖かくても美味しいですが、冷めても肉と梨・黒酢・蜂蜜の味がさらに浮き出てきて楽しめます。
一見手がかかっているように見えますが、調味料も合わせて煮詰めるだけ、小松菜も電子レンジで手早く調理。
ボリュームがあって見栄えも良いので、是非お試しください。
秋の夜長、月を愛でつつ一杯。
飲み過ぎないように楽しみましょう!
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