焼き鳥の父のお店「鮒忠 浅草本店」で日本酒を一杯

 

こんばんは。

このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

さて、今回の記事は「鮒忠 浅草本店」です。

※こちらのお店は閉店しています。

 

Contents

○ 「焼き鳥の父」のお店「鮒忠 浅草本店」

こちらのお店は、前々回のDon.兵衛さんと同じ、千束通り沿いにあります。
お店のHPにもありますが、こちらのお店は「やきとりの父」と呼ばれ、今あるようなやきとりを広く一般に広めた「根本忠雄」さんが創業したお店です。

そのHPによると、もともと、鮒忠さんは、「鮒」の字にあるように、川魚を扱うお店でしたが、冬場は川魚が獲れなかったため、鶏肉を使った焼き鳥を売ろうと考えたそうです。
その頃、鶏肉は高級食材で、焼き鳥と言えば普通はスズメなどを使っていたそうですが、儲けを度外視して売り出したところ、大好評で、ブロイラーの普及とともに広く一般に食べられるようになっていったそうです。
その根本忠雄三のモットーは「怒るな・威張るな・欲張るな」「利は薄く大衆奉仕」だったそうです。

そんな、ある意味、伝説的なお店に、今回は突入です。

 

管理人は一人だったので、お店に入るとカウンター席に通されました。

店内はこんな感じです。

こちらはカウンター席からの眺めで、カウンター席の後ろには、4~6人掛けのボックス席があります。

 

○ 鮒忠のメニュー

席に着いたら、まずはメニューです。

 

まずはビールかハイボール、とも思ったものの、この日は管理人の誕生日だったので、まあ、いきなり吟醸酒からでいいかな、と考え直して「特選 白鶴 吟醸 生貯蔵酒」を注文。

料理の方は、

やはり、これしかないでしょう。

備長炭を使って江戸味たれで焼き上げた、大粒にカット串刺した「豪傑焼き鳥」!

あとは、とりあえず、ベジファストで「特製ふなちゅうサラダ」と、定番の「とり皮ポン酢」を頼みます。

 

少しすると、お酒とお通しが。

お通し。

レンコンの煮物、ヒジキ煮、豆腐を揚げて冷やしたもの(?)です。けっこうボリューム感があります^^;

 

○ 「白鶴 吟醸 生貯蔵酒」

こちらが「特選 白鶴 吟醸 生貯蔵酒」。

今年こそは、この40代こそは、いいことがありますように、少なくとも、ろくでもないことが多く起こりませんように、という願いを込めていただきます。

このお酒は、辛口の吟醸酒です。

香りはそれほど強くありませんが、辛口の中にしっかりと吟醸酒の旨味があります。

アルコール度数以上に、アルコールを感じさせてくれるお酒です。

 

○ 「焼き鳥の父」のお店の焼き鳥

さて、しばらくすると、サラダが出てきました。

けっこうなボリューム感です^^;

同時くらいにとり皮ポン酢が来たのですが、並べてみると、

かなり大きいです!

ちなみに、とり皮ポン酢。

普通のお店よりも1.5~2倍くらい量が多い気がします。

さらにしばらくすると、真打が運ばれてきます。

焼き鳥盛り合わせ(5本)です。

でかいです^^;

これが、ある意味、始まりのやきとりなんですよね。

早速いただきます。

まずは、ネギ間から。

甘辛のタレ、味のバランスがよくて美味しいです。

続いて、鶏皮。

香ばしく焼けていて、塩加減もちょうどよく美味です。

次にレバー。

嫌なにおいやあじはせず、外側は弾力があり、中は柔らかく焼きあがっています。

次につくね。

つくねです。

表現に乏しく、絶対音感ならぬ、絶対味覚的なものを持たず、何が入っているかなど想像もできない管理人には、普通においしいとしか書けません^^;

最後、ささみ。

梅と塩がバランスよく、それこそ、ちょうどよい塩梅です!

 

ここまで食べて、管理人、お腹いっぱい、かつ酩酊状態になってしまいました。

普段は、3品くらいに冷酒一本飲んだくらいではお腹いっぱいになったり、酩酊したりしないのですが、体調悪いのかな?

…とその時は思ったのですが、こうして思い返すと、やはり、量が多かったのですね^^;

最初の方に書いた創業者のモットー「利は薄く大衆奉仕」が、今も受け継がれているのでしょうね。

お酒の方は、空きっ腹に日本酒を飲んだから、なのでしょう。

 

そんな状態ではありましたが、管理人、勝手に妄想を膨らまして、やはり、ある意味、焼き鳥発祥の地に来たのだから、その時の焼鳥が食べたい。
よく考えると、最初期に売られていたのは、ネギ間じゃなくてモモやとり皮のタレだったのでは?

と勝手に思い込んで、ぜひその二つだけは食べたい!

そういえば、酎ハイ、焼酎ハイボールも戦後の下町で生まれたものだっけ、だったら、同じ戦後の下町で生まれたもの同士を、その(一方の)発祥地で楽しんでみたい。

ということで、酎ハイとモモ、とり皮のタレを注文。

とり皮、モモより先に来て、つい思わず、写真撮る前に食べちゃいました^^;

 

妄想にすぎませんが、伝説のお店で、創業期の焼き鳥を、同時期に生まれた酎ハイでいただく、とても風情がありました。

そういう風情とかって、あくまで個人の気持ちの話ですけど、それもやはり、そのお店や、メニューにある歴史とかを感じられるからできるわけで、そう考えると、こういうことができるお店って本当に貴重ですよね。

そんな、歴史を(勝手にですけど)感じられる「鮒忠 浅草本店」さんでした。

 

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