浅草「宮戸川」で「白雪」江戸元禄・幕末慶応のお酒を体験☆

こんばんは。
このブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
今回は、浅草にある「宮戸川」さんのお話です。

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〇　浅草の「宮戸川」

こちらのお店は、

のお店でして。
今年の2月に知ってから一度行ってみたいと思っていたのですが、この度、ようやく行ってきたというわけです。

お店は、

浅草寺の西参道にあります。
浅草寺に向かって左手の方にまっすぐ行くとアーケード街があるのですが、そのアーケード街の中にあります。
そのアーケード街を突っ切るとウインズ浅草、アーケードに入らず右手の方に行くと浅草花やしきがあったりします。

そんなところにある宮戸川さん、店内はこんな感じです。

この日は、梅雨のさなかのはずなのによく晴れて暑い日だったのですが、管理人の自転車、知らぬ間に後輪が完全にぺちゃんこになっておりまして。
直すために2キロほど離れたところにある自転車屋さんまで歩いて自転車をもっていったりしたのと、前日、検査をしたところ、尿酸値が1/2以下になっていたので、ま、いいだろう☆
ということで、まずは喉の渇きを潤すために、痛風患者は避けるべきとされている生ビール（小）を注文。

暑い日のビールは、ほんと、おいしいですね☆

で、ビールを飲みながら、メニューを見ます。

意外とメニュー少ないなと思いつつ（事情があります。次回詳述）、とりあえず、「江戸の味」が食べたい！
と思いまして、「天ぷら串」と、ベジファストということで「宮戸川サラダ」を注文します。

〇　小西酒造

そして、飲み物は、

「江戸元禄のお酒」を頼むことに。

ネットで調べたところ、この「江戸元禄のお酒」の正式名称は、「超特撰　白雪　江戸元禄の酒（復刻酒）原酒」。
「白雪」の銘柄で有名な兵庫県伊丹の酒蔵、小西酒造さんが造っているお酒です。
小西酒造さんに伝わっている元禄時代の酒造りを記録した古文書「酒永代覚帖」の記載を元に再現したお酒の原酒なのだそうです。
こちらのお店に行きたいと思っていたのは、このお酒を飲むためだったりもしたのです。

ちなみに、「小西酒造」さんは1550年に酒造りを始めたそうです。
信長の野望好きな人だとだいたいわかると思いますが、信長が家督を継いだり、父親の葬式で抹香を投げつけたのが1551年。
なので、信長が世に出るころに酒造りを始めたわけですね。

ついでに、小西酒造さんの「白雪」という銘柄名が名づけられたのは1635年頃。
二代目当主が江戸にお酒を運ぶ途中、雪を頂いた富士山の気高さに感動して、その清酒を「白雪」と名づけたのだそうです（以上、小西酒造さんのWebサイトより）。

〇　白雪　江戸元禄の酒

で、その「江戸元禄のお酒」がこちら。

琥珀色をしています。
飲んでみます。

。。。びっくりするような味です。
普段飲んでる日本酒とは違う味なのですが、どこかで飲んだことのある味。

なんだろう、なんだろう、と思って何口か飲むうちに思いだしました。
「老酒」の味です。

または、管理人が日本酒好きになったきっかけの一つになっているお酒、「都美人」の30年物の味、つまり、熟成酒です。
飲んだのが20年近く前なので、記憶違いかもしれませんが、30年物の熟成酒「都美人」の味の感じに似ています。

このお酒は、料理と合わせるというよりは、やはりその甘みから、これ単品で楽しむお酒、という感じが管理人にはしました。
味のインパクトですっかり忘れていますが、インパクトだけではなく、この酒、美味しいです。

〇　白雪　幕末慶応の酒

今度は、もう一方の「幕末慶応のお酒」。

こちらも「小西酒造」さんが古文書から再現した、江戸時代幕末の頃に飲まれていたお酒で、正式には「超特撰　白雪　幕末慶応の酒（復刻酒）原酒」というようです。
分かりにくいですが、こちらがそのお酒、

「江戸元禄のお酒」とは違って、現在と同じ、透明なお酒です。
お猪口を盛った写真になっていますが、実は、こちらのお店、

ということで、試飲させてくれたのです。

お味の方はというと、「江戸元禄のお酒」と同じような甘みがかすかにあるものの、味は現在、私たちが飲んでいる一般的な日本酒に近いものになっています。
元禄の頃から幕末まで、約200年ですが、その200年の間にこんなに変化したのかと、感心すると同時に、浅草で江戸時代のお酒を味わえることに幸福を感じました。

。。。この後、串天ぷらなど、江戸の料理をいただいたのですが、分量が多くなるため今回はこの辺までにして、以下、次回です。

宮戸川浅草店

ジャンル：江戸下町料理
アクセス：都営浅草線浅草駅徒歩3分
住所：〒111-0032 東京都台東区浅草2-7-13（地図）
周辺のお店：ぐるなび　浅草×居酒屋
情報掲載日：2017年8月8日