今度の日本酒の飲めるお店取材は小諸市☆ ―第3回 小諸城址 二の丸、本丸―
- 2017/1/31
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こんばんは。
こちらのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます!
さて、前回は三の門をくぐって三の丸までやってきました。今回はその三の丸から。
写真を撮らなかったのが痛いのですが、言葉で、がんばって描写してみます。
興味のある方は、「小諸城 縄張り」でググると小諸城の平面図の画像がヒットしますので、そちらを見ながら読んでみてください。
懐古園の入場口で入園料500円を支払って進みます。
※入場口の写真を追加しました。
入場口の右手には石垣が奥の方へと伸びています。
※写真を追加しました。
この石垣に沿って歩いていくと、正面に石垣が立ちふさがり、右方向へ道が続きます。
※写真を追加しました。
かつては、この右に曲がってすぐのところに「二の門」があったそうですが現在は何もありません。
この二の門の先が、「二の丸」になります。
ここから左の方に「本丸」があります。
その本丸の方を写した写真が、小諸編第1回目の最後に載せたこの写真です。
ここに写っている橋の向こう側が「本丸」になります。紅葉が美しいです。
ちなみに、橋の上から左の方を見てみるとこんな感じになっています。
そんなには深くなっていないものの、谷です。
橋を渡り終わると、石垣がそびえたっています。
かつてはこの橋を渡ったところに黒門という門があって本丸を守っていたようですが、今はありません。
このそびえたつ石垣を左に曲がると、小諸城の本丸です。
こちら本丸を望んだ写真。
※写真を追加しました。
こちらは懐古神社です。
※写真を追加しました。
絵図によると、小諸城の本丸は石垣でぐるりと囲まれていて、その北西の角に天守台があります。
それがこちらです。
上の写真は本丸内から撮ったもの、下の写真は、本丸の外、西側にある馬場から撮った写真です。
こうした、それほど大きくない自然の石を積み上げて作られた石垣を「野面積み」といいます。
何気なく積んでいるように見える石垣ですが、ここには昔の人達の知恵があり、石垣が崩れないように積み方に色々な工夫がされているそうです。
この石垣の上に、江戸時代初期には三重の天守閣がそびえていたそうですが、1626年に落雷により焼失してからは再建されなかったそうです。
さて、本丸の外側から天守台を見ましたので、本丸の外側をめぐります。
前回、前々回に、小諸市は浅間山から千曲川へと落ち込む長いすそ野の上にあり、小諸城はそのすそ野の突端にあり、普通は周囲よりも高いところに築かれる城としては珍しく、周囲よりも低い位置に建てられている、しかし、小諸城は千曲川の断崖絶壁上にあり、防御力は高かっただろう、といったことを書きました。
その断崖絶壁の様子がよくわかると思われるのがこちらの写真。
後でも紹介しますが、こちらは小諸城の西の突端、水の手展望台を「酔月橋」という本丸の北の方にある谷間にかかった橋から撮影したものです。
ちょっと暗いですが、こうした絶壁の上に、城が築かれているのです。
この本丸の北の方は深い谷なのですが、その分というか、紅葉が生い茂っていて赤い葉がすごくきれいでした。
ある意味、盆栽の世界ですね。
この本丸外周を南の方に行くと、小諸動物園、そのさらに南には遊園地があったりします。
が、こちらは割愛。行ってないため^^;
さて、小諸城をざっと見てきました。
最後に、こちらでこの記事を締めましょう。
小諸城というと、「小諸なる古城のほとり」で始まる島崎藤村の「千曲川旅情の歌」がよく引かれます。
藤村と言えば、自然主義作家の代表で、代表作は「破戒」「夜明け前」。
この内の「夜明け前」は藤村の出身地に近い伊那地方にある小野酒造さんが作っている日本酒の銘柄名にも採用されていますね。
さらに小諸城の二の丸には、若山牧水の短歌が石垣に刻まれています。
「牧水」といえば、小諸市の隣、佐久市にある武重本家酒造さんの造っている日本酒の銘柄名です。
次回に紹介予定ですが、小諸市にあるそばやさんなどのお店でも飲めます。
藤村は英語教師として数年間、小諸市に住んでおり、その時に書いた詩が先の「千曲川旅情の歌」。
牧水は、若くして当時の歌壇で名声を博した後の25歳の時、精神的に疲れ果てて、ともを訪ねて小諸市を訪れたそうで、その時に詠んだ歌が残されているようです。
少し脱線しましたが、藤村の「千曲川旅情の歌」から、天守台の北には藤村記念館があります。
さらに天守台の西の方に歩いていくと「千曲川旅情の歌」の石碑があり、さらに道に沿って進むと小諸城の西の突端にたどり着きます。
そこから千曲川の方を眺めた写真がこちらです。
藤村もこうした情景を見てこの詩を書いたのでしょうか。
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