日本酒の飲めるお店取材 in 小諸 本町 ―補遺―

 

こんばんは。
本日もこのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

前回は本町のノスタルジックな通りの北限と思われるところにある「天機山光岳寺」の門の前までやってきて、ひとまずは、本町のお話は終わり、としました。
今回は、話の構成上、これまでのブログで載せていなかった本町の写真で、管理人の興味を引いた建物などをいくつか紹介したいと思います。

 

まずはこちら、

その名も「天国山成就寺」!
祈ると願いが成就するから「成就寺」かと思ったのですが、門の近くにある解説版を見てみると、もともとは、小諸城の鬼門除けのお寺として現在の地に建立されたそうで、名前は「城就寺」だったそうですが、1691年に改名されて「城」の字の土扁を取って「成就寺」になったのだそうです。

それにしても、とても縁起のよさそうな山号にお寺の名前ですよね!何かをかなえたいと思ったら、こちらにお参りして決意を固めてから始めてみるといいかもしれませんね。ちなみに場所は、前回最後にご紹介した「天機山光岳寺」の横にある道を入っていき、突き当りを左に曲がってしばらく歩くと、右手に見えてきます。

 

次にはこちら、「そば蔵 丁子庵」。

そば七さんとどちらに入ろうか迷ったのですが、記事の編集の都合を考えて、そば七さんに入りました。しかし、こちらのお店も老舗の風格漂う立派な店構えです。それもそのはず、こちらの「丁子庵」さん、創業は1808年、こちらのお店が建てられたのは1885年だそうです。
ホームページを拝見すると、日本酒もちゃんと置かれていて、地元小諸の日本酒「浅間嶽」と「あさまおろし」がおかれ、さらに、あの島崎藤村が愛した「にごり酒」も置いてあるそうです。次に小諸市に行くときには、ぜひ、行きたいお店です。行くことがあったら、こちらのページに記事を追加したいと思います。
ちなみに、先ほどの写真は、大通りから入った小路で撮ったものでして、車などで行くときにはこちらの写真の方が参考になると思いますので、掲載しておきます。

こちらは、国道141号線を北に向かっていると見える光景です。

 

島崎藤村の話題が出たので、続いてはこちら、「藤村の井戸」です。

藤村が小諸で暮らした時のことで、真っ先に思いだすのがこちらの井戸端のことだったそうです。井戸の後ろには、こんな案内板があります。

かつてはここで、井戸端会議が開かれていたんですね。ちなみに、こちらの井戸は「そば七」さんの横にある細い道をまっすぐに進んだところにあります。

 

続いては、こちら「山謙酒造」さんです。

山謙酒造さんは「鈴蘭」「姫百合」というお酒を造っている酒蔵です。場所は、本町の取材第1回目に登場した「無我夢中」さんがある本町の交差点を西に行ったところ、鍋蓋城址がある通り沿いにあります。案内板を読むと、こちらの建物自体は、江戸時代末期、小諸宿の馬や荷物の中継所として作られたのだそうで、明治19年にこちらの建物を買い取って、明治43年から酒造りを始めたそうです。訪れた日は日曜日ということで、お店は休みのようでした。こちらの建物の裏手で、お酒を造っているのでしょうね。

 

山謙酒造さんから少し南に行ったところには、旧小諸本陣があります。

18世紀末から19世紀初めの間に建てられたものと推定されているそうで、国の重要文化財です。ここから東、小諸駅の方に行くと、「小諸宿本陣主屋」があります。

かつては、この建物は先ほどの旧小諸本陣の隣に建てられていたそうですが、色々な事情があって、現在は小諸駅横の公園の一角に立っているそうです。案内板を載せておきましょう。

 

こうして見てくると、小諸市は、北国街道沿いに昔ながらの建物が並んでいて、おそらくは、市全体で、昔ながらの景観を保存しているのですね。各建物には案内板が建てられていて、旅行者に小諸市の良さを知ってもらおうという感じが随所に感じられます。

 

訪れてみた感想として、上田市が「真田幸村」というスーパースターの存在のために、こう、なんというか派手さがあるのに対し、小諸市は派手さはなく、落ち着いた感じがしますが、よくよく色々なところを見てみるとすごく魅力のある街でした。両市ともそれほど離れていないので、どちらかを訪れることがあったら、両市とも訪れてみるとよいかなと思います。

 

関連記事

コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Archives

スポンサードリンク

 

ページ上部へ戻る