【東京・浅草】浅草寺近くの酒屋「酒の大桝」で角打ち!

 

こんにちは。

このブログをご覧いただきましてありがとうございます。
東京在住のMです。

今回は浅草の角打ちのお店に伺いました。

 

Contents

○ 角打ちのできるお店「酒の大桝」

浅草でしばしば飲んでいるという友人と、酒量もペースも嗜好も同じという飲み友と3人で当地を訪れました。
今回伺った「酒の大桝」は、観光地浅草のど真ん中、浅草寺のすぐ近くにありながら、観光客向けに華やかに営業しているという雰囲気でもないのですが、いつもお客さんで一杯のお店だそうです。

お店は、雷門を正面に見て右手の路地を入ったところにあります。

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大きなリカーショップという様相で、特別凝った外観ではありません。
ところがよく見てみると、膨大なお酒の瓶が並んでいて、しかも奥行きの広いこと。
客席もたくさんあります。
ちょっとした大きな食堂並みの広さです。

こちらは店内のカウンター。

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カウンターの向こう側は販売コーナー、手前が客席になっています。

こちらはメニューです。

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お酒のメニューは両面ぎっしりと書いてあます。
食事のメニューも豊富です。
尋常ではない量に目が点になります。

しかも価格が素晴らしい。
浅草は下町価格ではなく観光地価格という店舗が多いのですが、「酒の大桝」はお財布に優しい金額です。

 

○ 一杯目「純米吟醸 中取り 豊久仁」

まずはお酒ですが、日本酒の種類がありすぎて、迷っていたところ、壁にある本日のおすすめが目に入りました。

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この中から、まずは福島県の豊国酒造の「純米吟醸 中取り 豊久仁」を選択。
福島県の酒造好適米である「夢の香り」を55%まで精米してあります。
その中でも最も品質の良い部分をとった「中取り」と聞けば、その贅沢さに心躍ります。

口に含むと柔らかな甘味がほんのりと漂い、するりと喉を通ります。
その後に米の旨味が広がり、吟醸のフルーティーな香りが後に残ります。
とてもまろやかな日本酒に原酒の力強さが聡明に引き締めるという、確かに豊久仁という名前にふさわしく日本酒の美味しさ満載です。
とても日本酒らしいお酒という印象です。

同時に頼んだ食べ物も待つことなくやってきました。
まずは「牡蠣の燻製オイル漬け」。

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凝縮された牡蠣の旨味とチーズのように滑らかな口あたり、スモークの香ばしさがコクを醸し出します。

「豊久仁」の後でこの牡蠣を食べるとスモークの香りがスッと消えて、清らかな塩味と牡蠣のジューシーな汁気が口に広がります。
さらに飲み進めると「豊久仁」はより柔らかなお酒となります。

ちなみに、この「牡蠣の燻製オイル漬け」、店内で缶詰が販売されていますし、また、Amazonで購入することもできますので、食べてみたいなと思いましたら、こちらをクリックしてみてください。

 

○ 2杯目「坤滴(こんてき) しぼりたて純米生原酒」

二杯目は京都伏見の東山酒造の「坤滴 しぼりたて純米生原酒」。
特別栽培された山田錦を100%使用し京都の名水「伏水」で醸した特別純米酒です。

「坤滴」の一口目、こちらはまた程よい甘みと爽やかな香りが軽快です。
後味もさらりとしています。
しぼりたて生原酒の18%ものアルコール度数が、フレッシュでさらりした感触に演出しているのでしょうか。
これが2口目になると米の旨味を強く感じるようになります。
呑む程に味わい深くなり、米の旨味が余韻となります。

そこに「牡蠣のオイル漬け」を食べると、濃厚な牡蠣(海のミルク)がさっぱりした味に変身します。
その後に「坤滴」をいただくと、こちらはさらに米の味が強くなります。

味の濃い「牡蠣」は日本酒をこうも楽しませてくれるのですね。

 

○ 食堂のような料理に満足

沢山のメニューを見て、お酒との相性を深く考えずに次々と注文した料理がやってきます。
学生さんの食欲任せオーダーのようです。

まずは「トマトサラダ」。

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私は日本酒をいただく時は「トマトサラダ」をあまり頼まないのですが、これもまた友人と一緒ならではの新鮮さ。
言わずもがなトマトそのもののです。
トマトの後に「坤滴」を口にすると、舌に残っているトマトの酸味が見事に消え去ります。
酸味のなくなったトマトは甘いのだと改めて思いました。

メンチカツ」です。

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肉屋の主張の強いメンチでもなく、ごく普通のメンチがまたこの場にはふさわしい。

箸休めの「卵焼き」。

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あっという間になくなりました。

そして「出汁たっぷりのカツ煮」です。

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油切れの良いカツを出汁のよく効いた汁で煮てあります。
薄味で意外にもさっぱりとした風味です。

 

○ 三杯目「山法師 純米吟醸 山酒4号 生酒」

お腹が満足したところで、山形県の酒蔵、六歌仙のお酒「山法師 純米吟醸 山酒4号 生酒」を注文しました。
山形の村山産業高校が育てた、山田錦と金紋錦との交配種である「山酒4号(別名:玉苗)」を100%使用したお酒。
村山産業高校の前身である村山農業高校時代に開発され、生徒たちが育てたという酒米と聞けば、それだけで応援したくなります。

その味は旨味やコクがありながら、とても柔らかさと穏やかさを感じます。
加えてすっきりした後味が残ります。
最後の一杯と思って頼んだお酒でしたが、この柔らかさは食中酒として先にいただいた方が良かったようです。

「山法師」を残っていた「メンチカツ」とともにいただくと、その肉の独特の臭みがスッと消えてまるで軟水を飲んでいるかのような澄んだ状態になります。
「メンチカツ」と「山法師 純米吟醸 山酒4号 生酒」には、「ああ、合う!」という新しい驚きがありました。
「出汁たっぷりのカツ煮」においても、肉の香りが旨味に変わり、出汁がいい具合にシメのスープのようになります。
「山法師 純米吟醸 山酒4号 生酒」の力なのか、日本酒そのものの力なのか、また今後のマリアージュを試す喜びが増えました。

 

今回は「酒の大桝」で酒米を意識して日本酒を選択しました。
学生のようにわしわしと注文した料理の最後にいただいたのが、偶然にも高校生が育てたという酒米の日本酒です。
なんとも収まりの良い話に、浅草の夜はその後も長く続きました。

ごちそうさまでした。

 

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